約8割が物・サービスの値上げを実感。日常生活に「影響している」は87%
パン・食用油・ティッシュなどの商品から、光熱費・輸送費といったサービスまで続々と値上げされている。原材料の高騰、円安、ウクライナ危機などが影響しており、今後も値上げ傾向が続くと思われる
日本インフォメーションが実施した「2022年の値上げに関する意識・行動調査」によると、日常生活で物・サービスの値上げを実感している人は約8割に達した。
2022年に入ってから日常生活で物・サービスの値上げを実感しているか聞いたところ、「実感する」「やや実感する」と答えた人の割合は79.3%。30代以上は男女ともに80%を超えている。
値上げが日常生活に影響しているかついて、「影響している」「やや影響している」を合わせて87.2%。性年代別では、女性40代が最も影響を感じている。
値上げを実感する品目については、「生鮮食品」が57.9%、「ティッシュ類」が40.1%、「インスタント麺」が38.7%。全体的に食品関連の値上げをあげる人が多い。
女性10・20代は「化粧品」や「お菓子」、男性10代は「飲料水」への値上げを実感している。
値上げに伴い購入頻度を減らす、価格帯を下げる品目について聞いたところ、全体の6割は、購入頻度を減らすまたは価格帯を下げる行動をとるようだ。
「頻度を減らす」で多いのは、「インスタント麺」が31.4%、「菓子・スイーツ・デザート類」が31.0%。
「価格帯を下げる」では、「生鮮食品」が30.7%、「ティッシュ類」が29.3%で上位。品目ごとに値上げへの対応行動に差が見られた。
今後の日本の景気について、全体で「短期(1~2年後)」「中長期(3年以上)」ともに「良くならない」「あまり良くならない」が50%以上に達した。
調査概要
調査地域:日本全国
調査対象:16~59歳の男女
サンプルサイズ:有効回収計984サンプル
調査方法:インターネット調査
調査実施時期:2022年4月13日~15日
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