石田 麻琴[執筆] 8:00

「自社の商品やサービスをいかにして人に知ってもらうか」――マーケティングにおけるシンプルかつ最大の課題です。人に知ってもらうための方法の1つが「展示会の出展」です。「展示会の出展」というと、大がかりなイメージがありませんか? 実は「ワンオペ出展」もできるようなのです。

展示会は「ワンオペ出展」できる!

ワンオペ出展で成果を出す! 「営業スキルコーチ」さわべたかしさんの展示会攻略方法を聞いてきました | SalesZine
https://saleszine.jp/article/detail/6746

森野 (中略)ブースの出展名が会社名ではなく「営業スキルコーチ さわべたかし」となっていたのが、会場マップで目に留まりました。あれは何か狙いがあってのことだったのでしょうか?

さわべ 会場マップには屋号や名前を記載する必要があったので、それをそのまま載せただけであって、実は狙っていたわけではないんです。会社名を出しても何の仕事をしているのか伝わりにくいと思ったので、私を前面に出したということですね。

狙っていなかったことがむしろ驚きですが、記事内の展示会ブース一覧の写真をみるとひときわ目立っています。

普通はどのブースも「会社名」か「ブランド名」のどちらかを記載しているものなので、「営業スキルコーチ さわべたかし」の発想はなかった。この時点で記事からとても学びがあります。

森野 ブースに立ち寄ったときに「ここからがブースです」といった線があって、そこを越えてもらえるかどうかがポイント、というお話をされていましたよね。

さわべ (中略)基本的には座ったままで、ブースの線を越えてきてくださった方にだけお話をするかたちがちょうど良いと感じました。結果的に、線を越える瞬間が自然なインバウンドのようになったかなと思います。

積極的に声を張り上げて呼びかけをするのではなく、まずはサービスについてのポスターを見てもらい、「ブースの線」を越えてくれたお客さまにだけ話しかける。

展示会というと、「サービスには興味があるけれど、名刺交換は面倒だな」というのがお客さまの気持ちでしょうから、このルールはお客さまの邪魔をせずわかりやすいですね。

森野 実際に出展してみて、小さい会社や地方で活動している方が1~2名で展示会に出るのって、やっぱりアリだと思いますか? たとえばビッグサイトみたいな大きな展示会でも。

さわべ 何を「成果」と定義するかによりますけどアリですね。取引に結びつかなかったとしても、たくさんの方々とお話ができたり、私のように検証したいことがあった場合には、とてもコスパの良いやり方だと思います。

特にECのようなネットビジネスの場合、お客さまと直接お話する機会が少なくなりがちです。

興味がある人からの相談や質問だけではなく、通りがかりの人からの相談や質問を受けることができる。小さな事業者でも展示会にチャレンジする意味は大きそうです。

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正直、制作会社や開発会社は納期遅延が多いイメージがある。ツールはともかく、納期が守れるだけでも抜け出せる。

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マーケティングの土台づくりの要点と手順。前半【no.2194】 | ECマーケティング人財育成
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今週の名言

しまむら創業者「あえて60点主義」の深い意図 | 東洋経済ONLINE
https://toyokeizai.net/articles/-/861353?display=b

・「週に1回の失敗が2週間に1回になれば、成長したということです。5年もすれば失敗しなくなります」(大山泰弘)

「日本でいちばん大切にしたい会社」でも有名な日本理化学工業の大山泰弘会長の言葉。

日本理化学工業といえば、知的障がい者雇用で知られる会社であり、この言葉も知的障がい者のみなさんを意識した言葉かと思われますが、自分自身に置き換えてみるとどうでしょうか? 私は学生時代や若手社会人時代はまだしも、「ベテランになってから成長しているか?」というといまいち自信がありません。

たとえ薄っぺらい1枚の紙でも、毎日毎日1枚ずつ積み重ねる。日々意識していきたいことです。

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