EC事業は「突然」伸びる! ECチーム作りは先に考えておこう【ネッ担まとめ】

EC事業の売り上げは加速的に伸びていきます。それは、お客さまの「認知」と「比較」が突然自社に向くから。そして商圏のない世界だから。物量が増えると軋み始めるのが組織です。できるだけ人海戦術で解決せず、「売り上げは倍でも人員は1.5倍」を実現するため、組織構築について頭に入れておきましょう。
「認知」と「比較」でいきなり潮目が変わる
EC業界において成長し続けるための組織構築に必要なこと | コマースピック
https://www.commercepick.com/archives/64514
しかし、優秀な経営者であったとしても人は「過去の成功体験」に引っ張られがちです。“これまで通り”を踏襲し、増えた社員一人一人とのコミュニケーションを密接に取ることで、経営者による属人的な経営と、社員一人ひとりに合わせた個別のマネジメントを成立させようとしてしまいます。
こうなってきますと、『個別調整』が横行し組織のルールがどんどん形骸化し、さらには「組織はいつでも個人に合わせてくれる」という錯覚を社員にも与えてしまいかねません。
部下が次への工程に迷っていれば、工程の途中に「結果点」を設定し、まずはそこに「一人で向かわせる」環境を作ります。この際、「結果点」に向かう工程を部下がイメージできているかの確認は必要です。確認には「次、どうする?」と問い、明確な答えが返ってくればOKです。
また、上記した「一人で向かわせる」ことが極めて重要です。例え距離は短くともまずは「一人で向かわせる」ことを心がけましょう。
結果点は「目標」であったり「KPI」であったり、はたまた単に「指標」であったり、さまざまです。
大切なのは現状と結果点の「ギャップ」をメンバーに理解してもらうこと。そしてその「ギャップ」を埋めるための工程を、メンバー自身に考えてもらうこと。ここが、筆者が書く「1人で向かわせる」にあたります。
会議において、上司はメンバーを検閲する「警察」ではなく、メンバーを助ける「救急車」の役割を果たしたいものです。あくまで「常にチェックする」のではなく「フォローする」ことが役目。行動の主体はメンバーにあります。
要チェック記事
ChatGPTのショッピング検索を使ってみた、オンライン購入者の行動に変化を与えるか? | 海外SEO情報ブログ
https://www.suzukikenichi.com/blog/tried-chatgpt-shopping-search/
ECって「店舗の比較」は楽なのですが、「商品の比較」は実は面倒なんですよね。ここがAIを活用するポイントになりそう。
メルカリで詐欺に遭った話 不誠実な事務局の対応、ユーザーが「絶対にやってはいけない」こと | ITmedia Mobile
https://www.itmedia.co.jp/mobile/articles/2504/27/news063.html
プラットフォームとしては商品を一時的に預かる(確認する)仕組みを導入するくらいしかなさそう。ビジネスモデル自体が変わりますが。
時間があるのに余裕がない人、時間がないのに余裕がある人 | note | 土居 健太郎
https://note.com/kentarodoi/n/ndb71b860df2e
70%を100%継続すればいいと思う。逆は良くない。「○×70%」の「○」を着実に積み重ねていけば十分です。
倒産寸前の家具メーカー「マルニ木工」が“世界最高の椅子”の開発に成功した、運命の出会いとは? | DIAMOND online
https://diamond.jp/articles/-/362254
家具のなかでも「椅子」って実は超需要があるんですよね。椅子マニアの人もいる。その分、レベルも非常に高い。マルニさんの挑戦の話。
発信を続けること=信頼を貯金すること | マーケティングコンサルタント藤村正宏ブログ
https://www.ex-ma.com/archives/18377
自分の「好き」や「得意」は気づかず自然にできてしまっている可能性があるので、「嫌だ」「合わない」の方が明確に言語化できますね。
なぜ現代人の読解力は低下しているのか?「ちゃんと読めない・聞けない人」が急増する”7つの要因” | 東洋経済ONLINE
https://toyokeizai.net/articles/-/870199?display=b
間違いなく世の中のコンテンツが画像や動画に向かっていますからね。ただ、AIを使いこなすためにはまず「言語」だと思うんだけどなぁ。
今週の名言
月5,000件のリードを社員1〜2人+外注で獲得 人件費を抑えて、“速くて強い”マーケチームをつくる方法 | ログミーBusiness
https://logmi.jp/main/skillup/331664
SAKIYOMIで業務委託メンバーをマーケチームに採用してきた中で、特にインパクトが大きかったのは、「図解を最速かつ高クオリティで量産できる人」が1人いるだけで、施策全体の進行スピードが体感で2倍くらいになる(田中氏)
(中略)
でも実際には、それよりも図解を作れる人、最初のアウトプットを担える人を優先してチームに入れることで、全体の施策の質もスピードも底上げされる気がしています。(田中氏)
めちゃくちゃわかります。会議で新しいアイデアの議論になったとき、「それ、自分が叩きを作ってきます」「今の話、可視化してみます」と言ってくれる人がいると、確実にスピード感が出る。
やはり実際には、「自分は何をすればいいのか」とマゴマゴしている人が会議には多いので。事業に対しての積極性や仕事への取り組み方もわかりますしね。
ECマーケティング人財育成は「EC事業の内製化」を支援するコンサルティング会社です。ECMJコンサルタントが社内のECチームに伴走し、EC事業を進めながらEC運営ノウハウをインプットしていきます。詳しくはECMJのホームページをご覧ください。
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EC事業は突然伸びていきます。
きっかけは新商品の発売であったり、メディアからの発信であったり、内的要因・外的要因それぞれですが、オセロの終盤に駒が黒から白に変わるように突然潮目が変わるんですね。
なぜならすでに市場はネット上に広がっていて、お客さまは我々事業者が知らない「比較」をしているから。その比較がオセロの駒のように変わる瞬間があるのです。
EC事業の組織体制は早めに検討しておきたいところですね。