博報堂、「TikTok Shop」活用のトータル支援サービス
博報堂とHakuhodo DY ONE、博報堂プロダクツは5月9日、6月から提供予定とされている日本での「TikTok Shop」のスタートに向け、「TikTok Shop」支援サービスの提供を開始すると発表した。
3社で「TikTok Shop」の事業戦略策定からコンテンツ制作、ショップ運営までの一連の業務を一気通貫で支援。博報堂DYグループのデジタルメディアとeコマース領域におけるノウハウなどを生かし、市場への早期参入を支援する。

「TikTok Shop」は、「TikTok」プラットフォーム上で利用できるEC機能で、EC事業者などはショート動画やライブ配信などを通じて商品を販売できるようになる。すでに欧米やアジアの一部地域で提供されており、日本でも6月から機能提供が始まると言われている。
日本での「TikTok Shop」スタートに向けて博報堂系3社は、クライアント企業が「TikTok Shop」導入に必要な機能を網羅したワンストップ支援体制を構築した。新サービスの特長は次の3つ。
- 戦略策定から運営までのワンストップ支援
- 全方位でのTikTokコンテンツクリエイティブ支援体制
- 海外拠点のナレッジ活用
①戦略策定から運営までのワンストップ支援
「TikTok Shop」では、ECマーケティング、クリエイターを活用したマーケティング、デジタルメディア活用など、多様な要素を組み合わせた運用が必要という。プラットフォームの特長に詳しい博報堂DYグループの各領域スペシャリストが連携し、売上最大化に向けた支援を提供する。特定のサービスを部分的に利用でき、事業規模や課題などに応じて、個別企業への常駐型サービス(インハウス支援)にも対応する。
●統合戦略
EC戦略全体のブランド体験設計や、顧客とのエンゲージメントを高めるコミュニケーション戦略立案を支援。また、ECデータの統合分析基盤構築や、データに基づいた最適な広告・プロモーション戦略実行も支援する。
●コンテンツコマース作り
「TikTok」のコンテンツマーケティングに精通した専属クリエイターや専用スタジオを保有し、クリエイターのアサインから柔軟な企画進行、最新トレンドに対応した独自性の高いコンテンツ制作、ライブコマース運営を支援。効果的にユーザーに配信するためのアカウント運用代行、広告運用までサポートする。
●コマース運営
ECサイト構築/運営支援、物流/在庫管理/カスタマーサービス支援までをカバーする。また「TikTok Shop」が提供するオファリング機能などを活用し、商品を売るための売り場作りを支援。最適な業務設計と生活者に寄り添った運用をしていくプロセスをワンストップで対応する。
②全方位でのTikTokコンテンツクリエイティブ支援体制
コンテンツクリエイティブにおいて、全方位で多面的な集客施策を提供する。
- クリエイターを活用したライブ配信・ショート動画の制作・配信体制の構築(クライアント企業向け)、
- 博報堂グループのクリエイティブディレクターによるサポート(クライアント企業向け)
- 専用のライブコマース配信スタジオの活用(クリエイター/クライアント企業向け)
- ライブコマースに出演し、商品やサービスをプロモーション・販売するスタッフのアサイン(クリエイター/クライアント企業向け)
③海外拠点のナレッジ活用
博報堂グループの海外拠点がASEANなどで「TikTok Shop」の導入支援を行ってきたノウハウを活用して独自のナレッジを構築し、クライアント企業に提供する予定という。
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