「ファミマオンライン」、受注金額が約1.5倍、サイトアクセス数が約18倍に成長。ヘッドレスコマース構造が成果に貢献
ファミリーマートはECサイト「ファミマオンライン」で、さまざまなタッチポイントの連携によってアクセス数増加などの成果を出している
ファミリーマートは、自社ECサイト「ファミマオンライン」で、3月から5月の受注金額が前年同月比約1.5倍、サイトアクセス数は前年同月比約18倍に増えたと発表した。
「ファミマオンライン」は、ファミリーマートが従来のオンラインサービスを2025年3月に統合し刷新したECサイト。伸び率は、刷新前の「ファミペイ」Web予約やギフトサービスの2024年度同月受注額および同アクセス数と比較している。

刷新では、フロントエンド(顧客接点)とバックエンド(業務システム)を分離、API連携できるツールの導入でヘッドレスコマースを採用。さまざまなタッチポイントとシステムを連携・統合することで、「ファミペイ」アプリ上からECサイトへ遷移しやすくし、利便性を高めた。それが伸び率の拡大に寄与したという。
店舗、EC、「ファミペイ」アプリなど顧客との接点の多様化で、フロントエンドとバックエンドシステムの連携、最適化が課題となっていた。そこでデジタルコマース基盤を刷新した。既存システムを大きく変更しないアプローチを採用し、顧客のニーズに合わせた機能の追加や、新しいタッチポイントへ迅速に対応しているという。
導入したツールは富士通が提供する「Unified Commerce(ユニファイド・コマース)」。フロントエンドとバックエンドを分離し、それぞれが独立したヘッドレスコマース構造を採用することで、機能追加などの迅速な開発、新たなタッチポイントへ対応する場合も、基幹となる業務ロジックへの影響を最小限に抑えている。
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