中川 昌俊 2015/5/8 16:15

楽天が5月8日に2015年1-3月期(第1四半期)の連結業績を発表し、国内EC流通額は前年同期比でマイナスになったことを明らかにした。2014年の同期は消費増税前で日用品などの特需が発生、流通額は前年同期比30%以上の伸長だったため、その反動を受けた。

2015年1~3月期の国内EC流通額は前年同期比1.2%減の5079億円。3月に「楽天スーパーセール」を実施、「お買い物マラソン」などのポイントキャンペーンを実施したが、2014年の消費増税の特需を超えることはできなかった。

ただ、ユニーク購入者数は前年同期比1.8%増の1535万人に増え、購入者数は広がっている。また、4月度の流通額は前年同月比で20%以上の伸びを見せるなど、拡大傾向だという。

決算説明会で三木谷浩史社長は「昨年は増税前の特需であり、2年平均の成長率で14.2%増とみるのが正しい見方だ。消費税が関係しない分野に関してはすべて順調に成長しており、すぐに成長率が戻ってくるとみている。マイナスに関してはまったく気にしていない」と話した。

「ヤフーショッピング」も1~3月期の流通総額がマイナスになったことを発表しており、2014年の消費増税による特需が大きかったことがうかがえる。

楽天の国内EC流通総額の推移
(出典:2015年12月期第1四半期決算説明会資料より)
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