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ECサイトの表示速度はコンバージョン率を左右する。しかし、どのページの表示速度を改善すればコンバージョン率が最大化するのか、また、そのためにどれほどの費用を投資すべきかを判断するのは難しい。この課題を解決するのが、サイトのパフォーマンスが業績に与える影響を可視化するツール「mPulse(エンパルス)」だ。同サービスを提供するSAOSTAの秋山氏と村田氏が、具体的な数字を示しながら解説した。 写真◎Lab

セミナーのポイント
  • ページの表示時間が長くなるとコンバージョン率は下がる
  • 表示速度を1秒短縮して年商1,200億円増
  • ECサイトの表示速度は2秒以内が鉄則
SOASTA INTERNATIONAL INC ゼネラルマネージャー 秋山 英二 氏
SOASTA INTERNATIONAL INC ゼネラルマネージャー 秋山 英二 氏

ページの表示時間が長くなるとコンバージョン率は下がる

ゼネラルマネージャーの秋山氏は、サイト表示速度とコンバージョン率の関係性に関する独自の調査結果を公開した。

BtoCサービスを提供しているA社は、モバイル経由のアクセスでは表示速度が3秒のときにコンバージョン率が最大化し、表示時間が長くなるにつれてコンバージョン率が下がり、7秒で半減したという。

B2Bサービスを展開するB社のケースでは、パソコン経由のアクセスでコンバージョン率が最大となる表示速度は2.5秒だった。越境ECを手掛けるC社の直帰率は、表示速度が3秒のときに最も低くなっている。ECサイトの表示速度とコンバージョン率や直帰率には明らかな関連性が見られた

日本企業のデータ

表示速度を1秒短縮して年商1,200億円増

秋山氏は、サイト表示速度を改善してコンバージョン率を向上させた事例も紹介した。その1つは、事務用品小売りの世界最大手、米ステープルズの事例だ。同社は北米に1,600店舗を持ち、25か国でビジネスを展開している。同時にオンライン販売にも注力しており、2014年のECサイトにおける売上は100億ドルに達しているという。

同社はサイトのパフォーマンスを改善すべく、ECサイトを訪問したユーザーが実際にどのような体験しているのかを確認するため、レスポンス計測ツール「mPulse」を利用して調査を実施した。「ページ表示時間」「各ページの表示時間に対するセッションの分布」「直帰率」などを計測した結果、ページ表示時間と直帰率には相関関係があり、ページ表示時間が遅くなるにつれてコンバージョン率は下がることが判明した。

staplesのデータ

さらに、ECサイトの各ページがコンバージョン率にどの程度影響しているかを計測し、パフォーマンスを向上させるべきページを選定。改善が必要なページに対して下記のような施策を実施した。

  • 改善すべきページの選定
  • ページ構成要素の最適化(画像サイズの最適化、JavaScript/CSSのサイズ削減、サードパーティー/コールの削減、最適化、データベース参照の最適化 など)
  • マネージメント、他部門からの理解

その結果、ページ表示時間の中央値は1秒削減、98パーセンタイルの表示時間は6秒削減され、コンバージョン率は10%向上したという。ステープルズのEC売上高が100億ドル(約1兆2,000億円)であることを考えれば、サイト表示速度の売上への貢献度は年間約1,200億円になる。

ECサイトの表示速度は2秒以内が鉄則

こうしたECサイトのパフォーマンス改善に役立つのが、Webサイトレスポンス計測ツール「mPulse」だ。テクニカルディレクターの村田氏はデモンストレーションを交えながら、その機能について紹介した。

SOASTA INTERNATIONAL INC テクニカルディレクター 村田 達宣 氏
SOASTA INTERNATIONAL INC テクニカルディレクター 村田 達宣 氏

レスポンスのリアルタイムモニタリングをはじめ、直帰率やコンバージョン率などのKPIを設定し、レスポンス時間との相関をグラフで表示する。モバイルを含めたOSやブラウザごとのアクセス状況についても表示可能だ。

これら複数の要素の相関関係に基づき、「モバイルから商品説明ページへのアクセスは多いが、Androidデバイスへのレスポンスが悪く、改善が必要」といった具体的な課題を抽出できる

mPulseのデモ

サイトパフォーマンスの改善にあたっては、ユーザー体験をリアルタイムで計測し、分析しなければ実態が見えてこない。また、すべてのページに改善策を講じるのは現実的ではない。まずは自社ECサイトの実態を詳細に把握し、ビジネス上もっともインパクトのあるページに改善のための資源を集中することが重要となる(村田氏)。

また、米国のEC小売事業者トップ200社から12社をピックアップし、2014年と2015年の「レイバー・デイ(労働者の日、米国の祝日)」の直前の1か月間のデータを取得して比較したところ、PCからのアクセスでコンバージョン率が最も高かったサイト表示時間は、2014年の3秒から2015年は2秒と短縮されていたという。また、モバイルからのアクセスでコンバージョン率が最も高いサイト表示時間は、2014年の6秒から2015年の2秒へと大幅に短縮されている。

ユーザーの期待値が高まっている一方、ユーザーの期待値に対してページのロード時間は高速化されていないことが判明した。すなわち、多くの機会損失が発生していることになる。ピックアップした12社のサイト表示時間は平均値よりも早い。ユーザーは他のECサイトにも同じようなパフォーマンスを求めており、ページロード時間は2秒以内を目指さなければならなくなっている(秋山氏)。

サイト表示時間はコンバージョン率や離脱率に大きく影響する。さらに、ユーザーのサイト表示速度への期待値は急速に高まっており、EC事業者にとって表示速度の改善は急を要する課題だ。エンドユーザーのリアルな体感を計測、分析した上で、サイトのどこを改善すべきか把握すること。そして、継続的に改善していくことが求められている。

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