内閣府は7月24日、リサイクルに関する意識調査の結果を発表、使い捨ての製品・容器・包装で無駄だと思うことについて聞いたところ、通販・ECでの過剰包装が65.9%に上った。回答項目では断トツのトップ。消費者のリサイクル意識が高まっている中、通販・ECで購入した商品に関する梱包・包装が過剰だと消費者が感じている実態が明らかになった。

循環型社会形成に関する国民の意識を把握し、今後の施策の参考とするために実施した「循環型社会形成に関する世論調査」で、通販・ECの梱包などについても調査した。

「使い捨ての製品、容器、包装が利用されている場面で、無駄だと思うことはどれですか」という複数回答を求める問いに対し、「通信販売での二重以上の包装、大きな包装」を上げた回答者が65.9%に達した。多くの消費者が、通販・ECで購入した商品が二重以上で包まれていたり、大きな箱に入っていたりすることを過剰だと感じている結果となった。

「循環型社会形成に関する世論調査」の通販・ECの過剰包装について

使い捨て容器や放送などがされている場面で、無駄だと思うことについての回答(調査は内閣府

経済産業省が2013年に公表した「容器包装に関する消費者意識調査」でも、「インターネット販売で購入した商品の外箱、緩衝材」について過剰感を感じている割合は約7割に上った。

「要らないと感じる容器包装について」という問いに対しては、「通信販売の梱包」が上げられ、「通信販売等で2重に包装するとか、紙袋で十分なのにわざわざ大きな箱に入れてくる業者が多い、処理に困る」といった回答が多く見られていた。

「循環型社会形成に関する世論調査」の概要は以下の通り。

  • 調査対象:全国20 歳以上の日本国籍を有する者3,000 人
  • 有効回収数(率):1880人(62.7%)
  • 調査時期:2014年6月12日~6月22日
  • 調査方法:調査員による個別面接聴取
担当編集者のコメント: 

消費者の手元に届く箱について、EC事業者は「お客様と最終的に接客を行う最後の場所」と考えている。それだけに、梱包について力を入れてしまい過剰梱包になるケースがあるのだろう。

また、多くのEC事業者は幾つかの大きさの定型箱を用意し、商品の大きさに合わせて箱の大きさを選んでいる。そのため、「大きすぎる」というケースも出てきてしまう。

リサイクル意識が高まっている昨今、過剰な梱包や大きすぎる箱を嫌う消費者が増えてきているのは統計調査でも明らかになってきた。コスト削減にもつながるので簡易な梱包で良いのか、という課題もある。梱包面でも、EC事業者のバランスの取り方が求められるようになってきたことは確かなようだ。

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瀧川 正実

ネットショップ担当者フォーラム編集部 編集長

通販・ECに関する業界新聞の編集記者、EC支援会社で新規事業の立ち上げなどに携わり、現在に至る。EC業界に関わること約13年。日々勉強中。

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