2019年10月の消費税増税を前に、前回8%増税時の消費マインドを振り返る
マクロミルは、消費マインドなどに関する定点調査「Macromill Weekly Index」の過去5年のデータを分析し、結果の一部を公表した
マクロミルはこのほど、「消費マインド」と「消費金額」の動向に関する定点調査「Macromill Weekly Index」の過去5年分(2013年4月から2018年12月)のデータを踏まえ、消費増税が消費マインドに与える影響などをまとめた。
「消費マインド」は毎年、年末にピークを迎え、年始に一気に下降する周期性がある。消費税が8%に上がった2014年4月は「消費マインド」が大幅に下落した。
個人の1週間の「消費金額」や「消費マインド」をベースに、季節変動などを除いた長期トレンドを抽出。そこに、総務省が発表している「消費者物価指数」を重ねて分析した。
その結果、2014年4月の消費増税後、「消費マインド」は2014年夏ごろに過去5年間で最低の水準まで下落している。その後、「消費マインド」緩やかに上昇を続け、2018年には2013年の水準まで回復した。
1週間の「消費金額」は、消費増税直前の水準を下回り続けている。「消費者物価指数」は、消費増税のタイミングで大きく上昇し、その後は横ばいから緩やかな上昇を続けている。
「Macromill Weekly Index」は、消費者のマインドや消費動向を把握することを目的とした定点観測調査。毎週水曜日、マクロミルモニタ1000人を対象に、「消費金額」「消費予想」「買ったもの」「買う予定のもの」「生活気分のポジ×ネガ」「景況感」「政治関心度」「関心のある政策テーマ」などを質問している。
調査概要
- 調査方法:インターネット調査
- 調査対象:20~69歳の男女1000人
- 割付方法:地域・性別・年代で人口動態による割付
- 調査日程:毎週水曜日
- 調査機関:マクロミル
これは広告です