9割は「片付けたい不要品がある」。シニア世代の「片付け」と「フリマアプリ」に関する意識調査
楽天が運営するフリマアプリ「ラクマ」は、シニア女性誌『ハルメク』と共同で「シニア世代の片付けとフリマアプリに関する意識調査」をおこなった。「ラクマ」では、2016年からの3年間で60代以上の新規登録ユーザー数が約30倍に増えており、中でも女性ユーザーが多いため、シニア女性から支持される雑誌『ハルメク』と共同調査をおこなった。
アンケート調査概要
調査期間: 2019年7月10日~2019年7月12日
調査対象: 50歳以上のハルメクモニター(ハルトモ)326名
シニア女性の9割は「片付けたい不要品がある」
「あなたは現在、家の中に片付けたいと思っている不要品がありますか?」という質問をしたところ、 92.6%が「片付けたい不要品がある」と回答した。
片付けたいのは「洋服」「本・雑誌」「着物」
「家の中に片付けたい不要品がある」と回答した302名に、「家の中にある片付けたい不要品は何ですか?」と質問したところ、1位「洋服」(77.2%)、2位「本・雑誌」(55.6%)、3位「着物」(48.3%)、4位「食器」(47.7%)、5位「靴・かばん」(40.7%)という結果になった。
不要品でも「タダで手放すのはもったいない」
「家の中に片付けたい不要品がある」と回答した方に「不要品の片付けに対する意識について、あてはまるものはなんですか?」と質問をしたところ、1位「タダで手放すのはもったいない」(33.4%)、2位「何から始めてよいかわからない」(27.5%)という結果になった。
また、片付けたい不要品ベスト5に対して「それらをどのように片付けたいですか?」と質問したところ、それぞれ以下のような結果になった。
84%がフリマアプリを認知。買う派が多数
回答者全員に「あなたはフリマアプリを知っていますか? また、知っている方は、現在利用していますか?」と質問したところ、フリマアプリを「認知」しているのは84.4%で、そのうち「利用経験」があるのは15.0%だった。
利用頻度は「1回以上出品したことがある」が59.2%、「1回以上購入したことがある」が81.6%と、「購入経験あり」が「出品経験あり」を22.4%上回る結果になった。また、出品「利用したことはない」が40.8%の一方、「10回以上利用した」が24.5%と、両極化していることがわかった。
毎月平均約6千円を「娯楽資金の足し」や「貯金」に
過去1年以内に2回以上出品した28名の平均売上額は平均5,650円だった(N=28のため参考値)。売上金の使い道については、最も多かったのが「娯楽資金の足し」(28.6% / 8名)、次いで「貯金」(25.0% / 7人)。その他には「フリマアプリでの購入資金にあてる」という回答が多く見られた。
やりたくない理由は「面倒くさい」「決済に抵抗がある」
アンケート回答者全員に対して、「あなたは今後、フリマアプリを利用したいですか? 現在フリマアプリを利用している方は、今後も利用したいかについて教えてください。」と質問したところ、「利用したい」、「少し利用したい」と回答したのが合計35.3%、「どちらとも言えない」が27.6%、「あまり利用したくない」、「利用したくない」が合計37.1%という結果だった。
フリマアプリ非利用者291名の中で「あまり利用したくない」「利用したくない」と回答した120名に、「フリマアプリを利用したくない理由はなんですか?」と質問したところ、以下のような結果となった。
最も多かった回答が「面倒だから」(45.0%)、 「アプリで決済するのに抵抗があるから」(45.0%)、次いで「知らない人と取引をすることに抵抗があるから」(44.2%)となり、これらがフリマアプリ利用のハードルになっていることがわかった。