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近年の台湾は日本と同様に消費行動が大きく変化しており、「自分の価値観に合う」サービスや商品を重視するといった新しい購買行動のトレンドが誕生しています。「台湾男性のライフスタイルの変化」というテーマで、現地企業が行った消費状況調査の結果に、筆者独自の観点を加え、マーケティング活動のヒントをお伝えします。

台湾の若い男性は「良い品質=良いブランド」と認識

Dongfang Online Consumer Research Groupが発表した「2018台湾男性消費者のライフスタイルトレンドレポート」の調査結果によると、ここ2年でデジタル技術が急激に進展したことによって、男性の価値観が劇的に変化しているとまとめています。

一般的に、男性の“成功”は社会的地位や仕事の成功と定義されてきましたが、近年の若年男性にとっての“成功”は、人生に意義を見つけながら高品質で良いものに囲まれて生きることにシフトしているそうです。

合わせて、ブランドに対する意識変化も起きており、「良い品質=良いブランド」と認識するようになっています

たとえば、服を選ぶ際、ブランドの知名度より服のサイズ感、素材、品質などが購入の決め手になっていると回答。大企業や有名ブランドの商品は、広告費用が販売価格に含まれていることを認識し始めているため、有名ブランドへの信頼度が低下しています。

調査結果では、自分の日常や生活レベルを向上させるために、関連する商品やサービスにお金をかける台湾男性が8割以上に上っていることがわかりました。

すなわち、本当に必要なモノ・コト、気持ちを豊かにするモノ・コトであれば積極的に消費をするようになっているのです。

ただ、「節約のために安いモノを買う」という傾向は減少しており、「不必要なモノ・コトはしっかり見定めたうえで、良いモノ・コトにはお金を使いたい」という傾向が高くなっています

近年の台湾は日本と同様に消費行動が大きく変化しており、「自分の価値観に合う」サービスや商品を重視するといった新しい購買行動のトレンドが誕生しています
本当に必要なモノ・コト、気持ちを豊かにするモノ・コトであれば積極的に消費をするようになっているという

コスパを重視する台湾男性

品質とセンスが良いものを追求する一方で、台湾国民の収入の伸び率(台湾行政院主計総処資料によると2016年の伸び率は2014年比で2ポイント増)に対して、支出の増加率(台湾行政院主計総処資料によると2016年の伸び率は2014年比で5ポイント増)が大きく上回っているため、消費者は「商品は支払った金額以上の価値があるか」を常に考えて購入するようになっています

また、買い物をする際、55%の台湾人男性はより低価格な商品を探し、吟味してから購入する習慣があると答えています。日常生活の中で常に商品比較、価格比較をするのが現代の台湾男性のトレンドになっています

一方、男性はファッション(美容室)やデジタル機器など、自分自身のためには積極的に投資する傾向があります。

◇◇◇

台湾市場をターゲットにマーケティングを行う際、既存のブランドを時代や顧客に合わせてブランドを再構築する「リブランディング」、トレンドや消費の変化に合わせたプランニングが必要になるでしょう。

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