インターネットとスマホの普及率が高い台湾ではネットショピングも浸透していますが、知名度の高いECサイトに人気が集中している傾向があります。その中でも「Yahoo」「PChome」「Momo」が長く人気を集める一方、近年は「Shopee」が大きく伸長しています。そんな台湾の直販型、モール型のECサイトを紹介します。

台湾で有名なBtoCの通販サイト

1:PChome 24h

台湾最大のBtoC型のECサイトを運営しているのがPChomeです。複数の形態のECサイトを運営しており、BtoCは「PChome購物中心」、24時間以内配送の「PChome24h購物」、モール型の「PChome商店街」などを展開しています。

画像元:PChome24ホームページ
「PChome 24h」(画像元:PChome24ホームページ)

PChomeの代表的なサービスは、24時間以内配送を行う「PChome24h購物」です。他社に先駆けて自社倉庫を構え、注文から24時間以内配送を実現。24時間以内に配送できなかった場合は、100台湾ドル(約380円)のポイントを購入者に付与しています。

もう1つの特徴は、台湾最大とも言われている150万点以上のアイテムを取り扱っていることです。

台湾Top10のBtoCサイトの商品数ランキング
台湾Top10のBtoCサイトの商品数ランキング(出典:EZprice

2:Yahoo!奇摩購物中心

「Yahoo!奇摩」 は日本のYahoo!の台湾版で、台湾ヤフーが運営するショッピングサイトです。BtoC(仕入販売/委託販売)、BtoBtoC(モール出店)、CtoCの3業態で事業を展開している点が特徴です。規模は、CtoC(月間1000 万UU)、BtoC(月間800 万UU)、BtoBtoC(月間700 万UU)。

BtoC は化粧品やファッション関係が多いため、男女比は2:8。台北市内では注文から8 時間以内に配達、その他の国内地域は24 時間以内配送を実施しています。

なお、「Yahoo!奇摩」が最もリソースを投入しているのがBtoBtoC(モール出店)型の事業。BtoBtoC は家電製品が比較的多く男女比は3:7。

Yahoo!購物中心
「Yahoo!購物中心」(Yahoo!購物中心ホームページ)

3:momo 購物網

「momo購物網」は台湾で有名な金融グループである富邦グループ(ちなみに携帯キャリアの台灣大哥大も富邦グループです、日本のNTTドコモのようなイメージです)の会社momoが運営しています。「PChome24h」と比較すると、視覚的に女性好みのデザインが特長。扱う商品も女性向けのコスメや衣料品が充実しています。2019年には、台湾国内のみならず中国への配送も可能になりました。

momo購物網ホームページ
「momo購物網」(画像元:momo購物網ホームページ)

4:博客來

1996年にオンライン書店からスタートした企業で、編集力を生かして商品のプロモーションを行っています。売上高の約9割が台湾国内からで、残り1割が台湾国外。香港などのアジア市場から利用されています。

博客來ホームページ
「博客來」(画像元:博客來ホームページ)

台湾で有名なBtoBtoC

事業者(B)がプラットフォーム(B)に出品もしくは出店して、消費者(C)へと販売を行うビジネスモデルです。BtoCがメインの「PChome」「momo」「Yahoo!」もBtoBtoCのECサイトを運営しています。

1:PChome商店街

「PChome 商店街」は2005年10月に正式スタート。12万店舗以上が出店し、4億点以上のアイテムを扱っています。出店者にはECサイトを開設するプラットフォームに加え、ロジステイクスサービスも提供しています。

2:momo摩天商城

Momoは「momo摩天商城」というECモールを運営しています。「momo購物網」がAmazon(本体)だとすると、「momo 摩天商城」はAmazon マーケットプレイスに相当する位置付け。

  • momo 購物網 → momo 本体が商品発送
  • momo 摩天商城 → モールに出店している店が商品発送

そのため、「momo 摩天商城」は、個人から商品が発送されることもあります。

3:Yahoo超級商城

「Yahoo!奇摩」には、BtoCの「Yahoo!奇摩 購物中心」と、「Yahoo!奇摩 超級商城」の2つのECサイトがあります。「Yahoo!奇摩 超級商城」はBtoBtoCサイトで、多種多様なECサイトが出店するスタイルのECグモールです。同じ商品を扱うショップが数店存在しており、価格もショップごとに異なります。

4:楽天

2008年に楽天が初めて海外でEC 展開したのが台湾です。以前は台湾大手の流通企業と提携して展開していましたが、現在は独自運営をしています。ECサイトのデザインは日本とほぼ同じです。

Rakuten楽天市場ホームページ
「台湾楽天市場」(画像元:台湾の楽天市場ホームページ)

台湾で有名なCtoC

1:蝦皮購物

「蝦皮購物」はシンガポールに本社を置くショッピー(Shopee)というECサイトで、2015年に台湾に進出。若い世代から絶大な人気を誇っております。

出店料無料・手数料無料・配送料支援などので、瞬く間にシェアを伸ばした今最も勢いのある通販サイトです。進出当初は「蝦皮拍賣」というCtoCを意味するサイト名で運営しいましたが、2017年8月に現在の「蝦皮購物」という名称に変更しました。

本社はシンガポールにありますが、この会社の母体であるSEAグループの発行株式の39%以上は中国のテンセント(騰訊)が所有しています。実態は中国資本の会社であるとされています。

蝦皮購物
「蝦皮購物」(画像元:蝦皮購物ホームページ)

2:Yahoo! 拍賣

Yahoo!台湾は、台湾国内最大のポータルサイト。前述したように、BtoC、BtoBtoC、CtoCをすべて網羅しています。

CtoCのサービスは日本のヤフオク! と似ている内容で、古き良きサービスと認知されています。

3:露天拍賣

PChome系列のオークションサイトです。圧倒的な商品点数が特長(総商品数が3億6千万点)。CtoCのため価格が安いという特徴があります。

ただオークション形式の個人売買で、正規店からの購入ではないため、保証がなくユーザーが不安に思っているという側面もあります。

露天拍賣
「露天拍賣」(画像元:露天拍賣ホームページ)
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