ブラックフライデーの買い物予定ユーザーは42%、約9割がEC利用を想定、購入予定額は2.9万円【2021年の購買傾向調査】
ECプラットフォーム「Shopify(ショッピファイ)」の日本法人Shopify Japanが発表した「ブラックフライデー・サイバーマンデー(BFCM)」における日本の消費者の興味関心調査によると、日本の消費者のうちの42%が「2021年のBFCMの週末に買い物をする」と回答した。子育て世帯は57%で高い関心を示している。
BFCMでの買い物予定者のうち、ブラックフライデーとサイバーマンデーの両方で買い物をする予定の人は41%。ブラックフライデーで買い物をする予定は49%、サイバーマンデーで買い物をする予定の人は9%。全体では90%がブラックフライデーに、50%がサイバーマンデーでの購入を予定している。
BFCM中の買い物予定者のうち、83%は「コロナが買い物の仕方に影響を与える」と回答。多くの人が「オンラインショッピングでの買い物を増やす」ことを考えている。
BFCM中は全体の89%がオンラインでの購入を予定、これに対して52%が何らかの形で店頭での購入を予定している。BFCMの日本の消費者のうち、48%はオンラインでのみの購入、41%は店頭およびオンラインの両方で購入を予定している。なお店頭のみでの購入予定者は11%。
BFCM中に買い物をする人に、オンライン購入のメリットを聞いたところ、「送料無料」(43%)、「価格と商品を並べて比較する」(43%)、「オンラインでよりよい価格で購入する」(42%)、「好きなときに商品を購入する」(34%)、「入手困難な商品を注文する」(31%)。
BFCM中の買い物予定者のうち、61%は2020年と同程度の出費を予定している一方、約4分の1(23%)はより高い額を予定している。BFCM中に予定している買い物額は平均2万9316円(男性3万3165円、女性は2万5627円)。主な購入予定商品は、衣料品/靴/アクセサリー(37%)、家電製品(21%)、電子機器(20%)など。
高齢者層は、オンラインでの購入にデスクトップパソコンやノートパソコンを使うことを好む(55歳以上は66%)。一方で、若年層(18~34歳)は66%、中年層(35~54歳)のは63%はスマートフォンを使うという。
一般的なマーケットプレイスで購入する傾向は、55歳以上で84%、35~54歳は81%、18~34歳は68%。若年層のオンラインショッピング利用者は、主にInstagram(50%)やFacebook(31%)などのソーシャルメディアから直接商品を購入する傾向がある。
BFCMとは、米国の感謝祭(11月の第4木曜日)から4日間の「ブラックフライデー・サイバーマンデー」のことを指しており、小売業者が大幅な値引きを行う期間。世界的に普及しつつあるBFCMは2021年、11月26日(ブラックフライデー)から11月30日(サイバーマンデー)とされている。だが、すでに多くの小売店は10月から徐々にホリデーセールを始めている。
調査概要
- 調査対象:日本国内の消費者を対象とした全国調査(n=1009人)
- 調査方法:Webアンケート
- 調査期間:2021年9月30日~10月6日
- 調査元:Maru/Blue