石居 岳 2021/10/27 7:00

プラネットはネット通販に関する意識調査の結果を、消費財や暮らしにまつわるトピックスを届ける「Fromプラネット」で発表した。

ネット通販で買い物の判断をする際に重要視すること

「価格」が79.9%で圧倒的トップ。「実店舗との価格差」が38.9%、「利用可能なポイントサービス」が38.2%、「商品代金以外の料金(送料など)の安さ」が36.8%と続いた。

商品本体やそれ以外の料金、ポイントサービスなどを勘案しながら、お得に買い物をしようとしている様子がうかがえる。

プラネットが実施したネット通販に関する意識調査 ネット通販で買い物の判断をする際に重要視すること
ネット通販で買い物の判断をする際に重要視すること

ネット通販で購入している商品

「食品・飲料」が68.9%でトップ。「衣料品、衣料雑貨」「家電製品」「本」「日用品」と続いている。

性年代別で見ると、男性で上位の「家電製品」「パソコン、周辺機器」は40代以上で6~7割に達する。「デジタル機器、カメラ、周辺機器」も同年代で全体と比べて高い。

女性は「衣料品、衣料雑貨」「化粧品」「靴」「バッグ」のファッション関連品が30代以上で平均を大きく上回っている。

「食品・飲料」「キッチン用品、家庭用品」は高齢女性、「スポーツ・アウトドア用品・用具」「音楽、映像、ゲームなどソフトウエア」は壮年男性で高い数値となっている。

プラネットが実施したネット通販に関する意識調査 ネット通販で購入している商品
ネット通販で購入している商品

決済手段について

最も高かったのは「クレジットカード」で87.2%。2番目に多かったのが「コンビニ決済」で23.6%、同率2位で「当該サイトでの買い物でたまったポイント」。

スタンダードな「銀行振込」は壮年層、「代引き」も高年層でそれぞれ多い傾向が見られる。スマホによる「QRコード決済」と「携帯キャリア決済」はともに若年層で高く、特に前者は20代で3位だった。

プラネットが実施したネット通販に関する意識調査 決済手段について
決済手段について

ネット通販利用について

「利用したことがあり、今後も利用するつもり」は89.8%に上った。「利用したことはないが、今後利用したい」と合わせると9割超に達している。

利用経験の有無にかかわらず、「今後利用しないつもり」は約8%にとどまった。ネット通販は老若男女を問わず広く浸透している。

プラネットが実施したネット通販に関する意識調査 ネット通販利用について
ネット通販利用について

ネット通販の利用頻度

「1か月に1回程度」が32.2%と最多。「2~3か月に1回程度」が20.9%と続き、両方を合わせて過半数を占めた。

「2週間に1回程度」は18.7%、「1週間に1回程度」が11.1%、「1週間に複数回」というヘビーユーザーは6.6%にとどまる。

性年代別にみると、「1週間に複数回」が男性では20代が15.1%、30代が10.1%。「週に1回程度」と合わせると約4分の1に上り、若年男性で利用者が多くなっている。

女性は「週に1回以上」(複数回+1回程度)が20代で全体平均並みにとどまるが、30代は2割超となっている。

プラネットが実施したネット通販に関する意識調査 ネット通販の利用頻度
ネット通販の利用頻度

コロナ禍でのネット通販の利用頻度の変化

最も多かったのは「変化はない」が62.6%。変化があった人にフォーカスすると、「かなり増えた」が6.3%、「増えた」が28.4%と、3割以上で増加。「減った」(「かなり減った」を含む)は2.6%にとどまった。

性年代別では、男女とも20・30代で「かなり増えた」が1割を超え、特に20代女性では「増えた」との合計は50%に上る。

年代が上がるほど「かなり増えた」「増えた」の比率は低下するものの、男女とも60代で再び向上している。新型コロナの重症化リスクが高いとされた高齢層では、“外出を控えてネット通販で買い物をしよう”という意識が働いたと見られる。

プラネットが実施したネット通販に関する意識調査 コロナ禍でのネット通販の利用頻度の変化
コロナ禍でのネット通販の利用頻度の変化

調査概要

プラネットによる調査企画を基に、ネオマーケティングにおいて「ネット通販」に関する意識調査を実施。調査期間は2021年9月16日~9月22日、インターネットで4000人から回答を得た。

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