瀧川 正実 2022/11/1 7:30

イー・エージェンシーが実施した調査によると、ショッピングカートに商品を入れて購入しなかったカゴ落ち率は約64.7%で、ECサイトの機会損失額は平均で売り上げの約2倍だった。

カゴ落ち対策MAツール「CART RECOVERY(カートリカバリー)」を利用する850サイトを対象に、2021年4月から2022年9月の間で利用状況を調査した。

カゴ落ち率は、各種調査結果によると70%前後が一般的。「カートリカバリー」の利用状況では平均で約64.7%だった。

カゴ落ちによる売り上げの機会損失額は、以下の通り。

  • 2021年4月~8月……売り上げの約1.8~2倍前後
  • 2021年9月……最大で売り上げの約2.4倍
  • 2021年12月……売り上げの約1.7倍
  • 2022年1月~3月……売り上げの約1.9~2倍
イー・エージェンシーが実施した調査によると、ショッピングカートに商品を入れて購入しなかったカゴ落ち率は約64.7%で、ECサイトの機会損失額は平均で売り上げの約2倍だった
カゴ落ち率と機会損失額の状況

2020年4月~2021年3月に実施した同様の調査でも、損失額は2020年9月が最多。イー・エージェンシーは、「夏の最終セールや中間決算などでECサイトで購入を促すケースが多いと考えられる」とした。

売り上げの約2.0倍がカゴ落ちしていると想定した場合、たとえば、「カートインユーザー数が3000人、月商が500万円のECサイト」では、カゴ落ちしたユーザー数は約1941人、カゴ落ちによる機会損失額は約1000万円発生している可能性がある。(イー・エージェンシー)

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