早くも「ChatGPT」を使ったEC関連サービスが登場! 使う前には社内AI利用ガイドラインを作りましょう。【ネッ担まとめ】
「『ChatGPT』ってなに?」と言っているうちに、それを利用したサービスがどんどん出てきました。「早速使ってみたい!」と思うかもしれませんが、情報漏洩しては意味がないので、まずはガイドラインの作成から。
今のところは商品説明文が効率化されそうです
GMOペパボ、3つのEC関連サービスにて「ChatGPT」APIを活用した機能を提供 | ASCII.jp
https://ascii.jp/elem/000/004/129/4129551/
カラーミーショップ byGMOペパボにてSNS投稿用の宣伝文章を生成する機能「カラーミーAIアシスタント(β)」(ベータ版)をユーザー向けにiOSアプリにて無料で提供。iOSアプリ上の商品設定の画面よりカラーミーAIアシスタント(β)のアイコンをタップするだけで、最短10秒程度でユーザーが登録している商品情報をもとにAIがSNS投稿用の宣伝文章を作成。
ChatGPTによる革新的な開発: 全工程をChatGPTが主導し、AI商品説明文生成機能を2.5日間で実現 | EC-GAIN
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000010.000035743.html
ChatGPTは、機械学習技術を用いて、商品の特徴を理解し、簡潔で魅力的な商品説明文を自動生成することができます。
この機能により、ブランドやクリエイターは、高品質な商品説明文を短時間で作成することができるようになり、商品の魅力をより効果的に伝えることができます。
また、消費者は、わかりやすい商品説明文によって、商品選びがよりスムーズになります。
こちらも同じようなツールです。既に競合ツールが出ているということは、商品説明文作成に関してはあっという間に同様のサービスが出てきそうですね。そうなると、ツールを比較するページが出てくるのですが、そのページの文章も「ChatGPT」が作成…という「ChatGPT」だらけの世界になるかも(笑)。
ZETA、ユーザーのクチコミやQ&Aの表現が「ChatGPT」などを使い適切か自動判定する「コンテンツチェック機能」を提供 | ネットショップ担当者フォーラム
https://netshop.impress.co.jp/node/10762
ZETAは、「ChatGPT」をはじめとするAIを活用し、ユーザーが投稿したクチコミ、Q&Aの表現が適切かを自動判定する「コンテンツチェック機能」の提供を開始した。
ZETAさんからはユーザーが投稿した文章をAIが判定するというもの。口コミが多く寄せられるところはチェックも大変ですし、担当者さんのメンタルも疲弊しますので、AIが判別してくれるのは大助かりです。
EC業界初!ChatGPTを含むAI技術でAmazon商品のデータ分析&仕入れ判断作業の効率化を実現する「ERESA PRO 2.0」をリリース | イーリサ
https://www.atpress.ne.jp/news/349922
ユーザーは「ERESA(イーリサ)2.0」内で、表示されるデータに対してワンクリックでAIによる分析結果を瞬時に閲覧することができます。基本機能としては、AIによるキーワード、販売データ、商品ページの分析になります。
Amazonの市場分析ツールの回答に「ChatGPT」を使っているサービスです。データの分析はできてもその回答文が良くなければ伝わりませんよね。わかりやすい回答が出てくればユーザーもどんどん使うでしょうから、対人間向けに同じような使い方をするツールは出てくるかもしれません。
クラスメソッド社内のAIサービス利用のガイドラインを策定しました | DevelopersIO
https://dev.classmethod.jp/articles/guideline-for-use-of-ai-services
基本
- AIサービスを業務利用する場合は、原則として上長の許可を得ること。
- 検証目的で、業務に直接関連しない情報(テストデータなど)を入力して試すことは問題ない。
- 業務情報を利用したい場合は、この後の「業務利用する場合」のガイドラインに沿うこと。
- サービス利用前に、データの取り扱いの規約を必ず確認すること。
ここを意識していない人も多いのでは? 自分が入力した情報がAIの学習に使われてしまうと情報が漏洩してしまう可能性もあります。検証せずに使ってしまうのも問題です。
使ってみたら面白いけど、「使っていたらトラブルになった」では済まされませんので、社内でのルール決めをしてから利用するようにしましょう。
今週の要チェック記事
北の達人・木下社長が明かすWebマーケティング成功の秘訣「ファンダメンタルズ×テクニカル マーケティング」を解説 | ネットショップ担当者フォーラム
https://netshop.impress.co.jp/node/10720
とても具体的に書かれています。テクニカルな施策に偏っている人は読んでみてください。
高CVRの商品ページの作り方とは?SOY受賞店舗の「GENELESS」に訊く | コマースピック
https://www.commercepick.com/archives/32277
あえてランキングを参考にせず、独自の訴求で売り上げを伸ばした事例です。
ワーキングマザーが目指す「幸せな商売」のかたち。PONZ SHOP 宮本さん×川村対談 | コマースデザイン
https://www.commerce-design.net/blog-staff/230323-ponzshop/
「値上げというネガティブなメッセージの機会ではあったけれど、結果的にはポジティブにお店のことを知ってもらえるきっかけにもなった」。などなど本当に「幸せな商売」のかたちの事例記事です。
ECサイト構築・運用セキュリティガイドライン | IPA 独立行政法人 情報処理推進機構
https://www.ipa.go.jp/files/000109337.pdf
そこそこの規模になってきたら意識しないといけないのがセキュリティ。難しいですが読んでおきましょう。
“タイパ”と真逆 ゆっくり会計できる「スローレジ」が支持される理由:思いがけない効果も | ITmedia ビジネスオンライン
https://www.itmedia.co.jp/business/articles/2303/18/news040.html
「スローレジがいいかどうかというよりも、多様化するニーズに対応できたのがよかった」。ユーザーのニーズをとらえたサービス。ここがポイント。
卸モールNETSEAの大型セールイベントNETSEA大恐竜祭、3日間で過去最高の流通額2.9億円を達成 | コマースピック
https://www.commercepick.com/archives/32404
卸でこの金額ということは、販売先ではもっと大きな金額になっていますね。
【楽天の常務に聞く2023年の戦略】流通総額10兆円をめざす戦略、配送品質の基準を満たした商品へのラベル付与、OMOは? | ネットショップ担当者フォーラム
https://netshop.impress.co.jp/node/10753
「従来型のECだけではなく、オフラインと関わりを持ったECも構築」も視野に入れているとのこと。
あまり教えてくれないShopifyストアの基本設定の詳細機能 | アプロ総研スタッフコラム
https://www.apro-soken.co.jp/column/shopify/shopify-setting-vol1.html
ホントにあまり教えてくれない内容でした。「Shopify」導入前にご一読を。
今週の名言
杉山知之学長による祝辞|2022年度学位授与式【デジタルハリウッド大学】 | デジタルハリウッド大学|note
https://note.com/dhu/n/nb71507b6921a
みんなを生きるな。自分を生きよう。
他人事だったことが自分事になった時から急にうまく進みだすことってあります。「皆のため」と言いながら、人のせいにしていることはないでしょうか?
筆者出版情報
「未経験・低予算・独学」でホームページリニューアルから始める
小さい会社のウェブマーケティング必勝法
森野誠之 著
翔泳社 刊
発売日 2021年10月15日
価格 2,200円+税
この連載の筆者 森野誠之氏の著書が翔泳社から発売されました。小さな会社の“ひとり担当者”が、未経験、低予算、独学でホームページのリニューアルからウェブマーケティングまでを成功させるための指南書です。電子版、オンデマンド印刷版ともにAmazonで発売中です!
何かと話題の「ChatGPT」。早くもこれを利用したサービスが出てきましたので紹介します。最初は「カラーミーショップ」でのSNS投稿用宣伝文作成です。商品説明をたっぷり書いた後に140文字にまとめるのって意外と難しいので、作業がかなり効率化されそうですね。「minne」「SUZURI」にも導入される予定です。