ジャパネットホールディングスの売上高は5.4%増の2621億円で過去最高【2023年12月期】
ジャパネットグループは2023年、資本業務提携しているスターフライヤーの航空機内での通販、食品だけを扱う新ブランドの展開などに着手した
ジャパネットたかたの持ち株会社であるジャパネットホールディングスの2023年12月期連結売上高は、前期比5.4%増の2621億円で過去最高となった。
ジャパネットHDは2023年12月期、いくつかの新たな取り組みを始めている。
LCC(格安航空会社)のスターフライヤーと2022年に資本業務提携、2023年から航空機内での機内通販を始めた。ジャパネットが独自に開発した機内販売システムを活用し、モバイルオーダー化によって商品選定から配送までを連携して運営している。
ジャパネットたかはでは9月15日から、通販事業で食品だけを取り扱う新ブランド「たべる。ジャパネット」の取り扱いをスタート。食品専任バイヤーが選定した全国各地の食品を、納期や配送状態にこだわって販売している
ジャパネットたかたは2020年、新型コロナウイルスの影響によって販路を失った食品生産者を支援する「生産者応援プロジェクト」を開始。その後、頒布会形式によるグルメ定期便をスタートさせ、2023年9月時点で約19万人の顧客が食品通販を利用しているという。
組織面では、ジャパネットHDは2023年4月から、グループ全体の給与を改定。2年間で正社員の平均年収の10%引き上げに着手した。給与改定に合わせて、成果重視の人事制度に刷新した。給与改定は定期昇給とは異なる給与の引き上げで、定期昇給は例年通り4月に実施している。
給与改定の対象者は、正社員・非正規社員〔契約社員・パート社員〕3840人(内訳は正社員121人、非正規社員〔契約社員・パート社員〕2619人)。社員数は2022年11月末集計。実施内容は2023年4月から2年間で、正社員の平均年収を10%アップ。非正規社員については2023年10月から、平均月収を4%アップした。
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