2024年の男性化粧品市場規模は497億円で14.8%増。基礎化粧品の使用きっかけは肌改善や自分磨きが上位
若年層を中心に、「男性の肌ケアや化粧」に対する好意的・肯定的な意識が広がっていることがわかった。意識の変化を背景に、男性化粧品市場は今後さらなる成長が期待される
インテージが実施した男性化粧品の市場動向と意識に関する調査によると、2024年の男性化粧品市場規模は497億円で前年比14.8%増だった。基礎化粧品を使用するきっかけは、肌の改善や自分磨きが上位だった。
調査期間は2024年9月27日~10月1日で、対象は15~79歳の男女5000人。
男性用化粧品市場の内訳を見ると、2024年は基礎化粧品が438億円、日焼け止めが42億円、メイクアップ化粧品は17億円。基礎化粧品は前年比15.9%増で、全体の88.1%を占めている。
基礎化粧品市場の内訳は、洗顔が119億円、化粧水が108億円、クリームが80億円など。
2024年における基礎化粧品の購入金額は3131円で、購入率は33.2%。年代別では20歳代の購入金額が4615円、購入率は46.1%で最も高い。
基礎化粧品を使用するきっかけで最も多いのは「肌の乾燥やトラブル回避のため」で31.2%。「特にない」で26.5%、続いて「自分磨きの一環」が24.1%、「年齢を重ね肌のケアに関心が高まった」が19.4%で続いた。
男性が肌の手入れや化粧をすることについて、「とても良いと思う」が13.4%、「良いと思う」は44.5%。合計57.9%が「良いと思う」と回答した。
男性の化粧に関する回答を年代別で見ると、10~20歳代の若い世代ほど好意的に捉えている。性別で見ると、女性は10歳代の85.7%が「とても良いと思う」または「良いと思う」と回答、20~40歳代も同回答は70%を超えている。
調査概要
- 調査地域:日本全国
- 対象者条件:15~79歳の男女
- 標本抽出方法:インテージの「マイティモニター」より抽出しアンケート配信
- 標本サイズ:n=5000 ※国勢調査に基づき性別・年代・地域を母集団構成に合わせて回収
- 調査実施時期:2024年9月27日~10月1日
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