小さな違和感を見逃さない! 「今までなかった」を徹底的に掘り下げよう【ネッ担まとめ】

時代は少しずつ、しかし着実に変化しています。今まで売れていた商品がパタリと止まることもあるはずです。そしてそれは競合の問題だけではなく、市場(顧客)の購買への意識とズレが生じた表れかもしれません。
人には商品を買う「理由」がある
「売れなくなった」を売れるに変える最強思考の型 | 東洋経済ONLINE
https://toyokeizai.net/articles/-/842496
「インサイト」とは、「人を動かす隠れたホンネ」を指します。表面に現れたデータや事実だけに頼るのではなく、その奥にある、まだ言語化されていない人々のホンネや本当の欲求を捉えることで、他にはないアイデアや解決策を生み出すことができるのです。
(中略)
成長に伴い名前が変わる出世魚のように、自分の感覚で捉えた小さな違和感を、思考の順番に沿って掘り下げ、最終的に「人を動かす隠れたホンネ」、つまり「インサイト」へと育てていきます。
そこで考えられたのが、ミルクと一緒に食べるものを、ミルクを欲しがらせるために広告の中で使うというアイデアでした。こうして実際に生み出されたのが、「ミルクある?(got milk?)」という広告です。チョコレートチップ・クッキーを食べるシーンでミルクがない事にショックをうけるTVCMなど、組み合わせる食べ物はあるけれど、ミルクがないことで、食べ物もその時間も台無しになってしまうという内容を描いていきました。
この「ミルクある?(got milk?)」って言葉、いいですね。
お客さまには商品を購入する目的や理由があります。もちろん何となく買っているケースもありますが、マーケティングとしては、あくまで目的や理由を探していきたいところです。
そして、その目的や理由は日々小さく、でも着実に変化しています。問題はここをキャッチできるか。「売れなくなった」もあれば、「売れるようになる」のチャンスもあるはずです。時間は常に流れているのですから。
ちなみに私は、カップ焼きそばと一緒にミルク(牛乳)を飲むのが好きです。
要チェック記事
古墳墓のECサイト「古墳の窓口」がカード分割決済を導入!終活の一環としての古墳墓購入をサポート 株式会社前方後円墳(代表 竹田恒泰) | 前方後円墳
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古墳を新しい(新しいのか?)お墓として売るなんて頭良すぎるでしょ。カード分割決済導入とのことです。
「お客さまを起点に考え、信頼を構築していく」という考え方が成長の源泉。「Amazon Pay」新責任者の長尾氏に聞く | ネットショップ担当者フォーラム
https://netshop.impress.co.jp/node/13246
「Amazon Pay」についてというよりも、長尾氏の生き方やAmazonの思想を知ることができる良インタビューです。
選ばれるお店は知っている。お客さんに刺さる「商品名」の考え方 | コマースデザイン
https://www.commerce-design.net/blog-staff/250324-naming/
検索結果からクリックされて、それがECサイトの「1セッション」になるんですよね。クリックされる前をイメージすることが大切。
ファミマ、新ECサイト滑り出し好調 “二度目の正直”成功したワケ | ITmedia ビジネスオンライン
https://www.itmedia.co.jp/business/articles/2503/23/news080.html
こういった大手の場合、ECの目的をどこに置くかが大切だと思うのだけれど、ひとまず記事で紹介されているアイテムは欲しい。特にファミチキ寝袋。
マーケター100人の本音を徹底調査!マーケターが今、可能性を感じているSNSは? | wellma
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000010.000155245.html
弊社の顧問先も「YouTubeから集客したお客さまと、Instagramから集客したお客さまの客層はかなり違う」と言っていた。YouTube経由の方が「アツい」と。
マスメディアから「コミュニティメディア」へ。今、ラジオは全盛期 | 電通報
https://dentsu-ho.com/articles/9226
実は私もラジオやっているんですよね(笑)。世の中、自動車移動の人って想像以上に多いので、動画メディアとともに音声メディアも成長するだろうなと。
今週の名言
情報強者になるためのたった一つの戦術(新入社員を指導するならこれだけ) | note | ふじはらよしあき/経営・戦略アドバイザー
https://note.com/yfujihara/n/n902fc1a624b7
新人に「一つだけ教える」としたら「挨拶をしなさい」と言いたい。なぜなら、これほどまでにシンプルで、しかも情報や人間関係の流れを変える威力を持った行為は他にないからです。最初は恥ずかしく感じるかもしれませんが、いざ実践してみると、周囲の反応がポジティブに変わっていくのが分かるはずです。
いや、もう、本当に挨拶は大事。
私自身、昔からけっこう斜に構えるところがあったので、長年挨拶の本質に気づけませんでした。子どものころから、親や先生に「挨拶は大事」って何度も言われてきたのにね。
知人の会社では、会議で議論が白熱した翌朝、お互いが目を見て挨拶を交わさなければ「減点」というルールを敷いています。それは仕事上での衝突はあっても「あなたは敵ではない」と伝えるため。このルールによって、変なわだかまりを残さない、翌朝には仕切っているんですよね。
本当に挨拶は大事なんです。
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この「小さな違和感」というのがマーケティングを転換する上で大切ですよね。
特に、「お客さまが今までに聞いたことがない問い合わせをしてきた」「お客さまが今までになかった商品の購買をしてきた」というような、「今までになかった」系の違和感に気づくことがインサイトを探すための第一歩になります。
「何故今までになかったことが起こっているのだろう」と小さな違和感を見逃さず、徹底的に掘り下げることが重要です。