消費者の33%が「家具の購入で失敗した経験あり」。12%が返品・交換を経験【家具購入時の消費者調査】

NEXERと河口家具製作所が実施した「家具を購入した際の失敗談」についてのアンケートによると、家具購入時に失敗したことが「ある」と回答しているのは全体の3割以上で、そのうち約半数が購入した家具のサイズが合わなかった経験をしていることがわかった。
また、購入後に返品や交換が必要になった経験がある割合は12%、購入前に十分な情報収集をすれば失敗を防げたと考える割合は66%だった。
調査対象は事前調査で「自分で家具を購入したことがある」と回答した全国の男女500人で、調査期間は2025年4月18日〜5月7日。
3割超が家具の購入で失敗
家具を購入した際に失敗した経験はあるかを聞いたところ、「ある」は33.6%、「ない」は66.4%だった。

口コミなどで「情報収集をすれば良かった」と考える割合は66%
家具を購入した際に失敗した経験について「ある」と答えた回答者に、購入前に十分な情報収集をすれば失敗は防げたと思うかを聞いたところ、最多は「思う」で66.1%、続いて「思わない」が17.9%、「情報収集していた」が16.1%だった。

購入前に十分な情報収集をすれば失敗は防げたと思う理由は「直感を信じても案外当てにならないから、特にネット購入が自分はメインだから特に情報収集すべきだと思う」「口コミチェックや実物を試せるところに行っていれば気づけたことだから」「現物を見たらサイズ感がわかったはずだから」など。
購入前に十分な情報収集をしても失敗を防げたとは思わない理由は「いくら情報収集しても、実際に部屋に置いてみて使ってみないとわからない部分もあるから」「情報が全て正しいとは思わないから」などがあがった。
1割以上が購入後の返品・交換を経験
購入後に返品や交換が必要になった経験はあるかを聞いたところ、「ある」が12.4%、「ない」が87.6%で、1割以上が購入後に返品や交換が必要になったことがわかった。

購入後に返品や交換が必要になった理由は、「大きさが合わなかった」「組み立てできなかった」「アウトレット商品だったが、部品が必要以上に解体されていて、自分では組み立てできない状態だった」などがあがった。
購入後に返品や交換の経験があると回答した人に、返品や交換の際にトラブルはあったかを聞いたところ、「あった」が17.7%、「なかった」が82.3%で、約2割が返品や交換の際にトラブルを経験していることがわかった。

トラブルの内容を聞いたところ、「返品処理に時間がかかったり、店舗にもっていかなくてはいけなかったりで大変だった」「連絡が来ない」「返品に予想外の手間がかかってしまったこと」などがあがった。
失敗は「サイズが合わない」が半数
家具を購入した際に失敗した経験について「ある」と回答した人に、どのような失敗をした経験があるかを聞いたところ、「サイズが合わなかった」が最多の47.6%、続いて「使い心地が悪かった」が33.3%、「組み立てが難しかった」が26.8%だった。

調査結果を踏まえて、NEXERは「購入前にサイズ確認がしやすく、詳細情報やレビューが豊富な家具専門のオンラインショップを活用することで、失敗リスクを減らせる」と指摘している。
調査概要
- 調査手法:インターネットでのアンケート
- 調査期間:2025年4月18日~5月7日
- 調査対象:事前調査で「自分で家具を購入したことがある」と回答した全国の男女
- 有効回答:500サンプル
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