約6割のユーザーはECサイト訪問時にすでに購入意欲が高まっている
ジャストシステムは6月9日、「ECでの上手な買い方調査」の調査結果を発表した。62.5%のユーザーがECサイトへのアクセス時はすでに購入意欲が高まっている状態であると回答している。
調査は男性332人、女性332人、計664人を対象に実施。年齢層は20歳~29歳、30~39歳、40~49歳、50~59歳それぞれ166人ずつに振り分けている。
直近のECサイト利用時期を聞いたところ、最も多かったのは1年以内で25.2%。1週間以内が23.6%で続いた。
EC購入時に利用している端末はPCが77.0%、スマートフォンが47.3%。ただ、20代女性ではPCが61.7%、スマートフォンが76.6%、30代女性でもPCが57.7%、スマートフォンが59.6%で、若年女性ではスマホ経由のECが主流になってきている。
直近1年以内に利用したことがあるECサイトは楽天やAmazonなどのショッピングモールが82.2%で圧倒的に多い。次にヨドバシカメラなどの家電量販店のECサイト(24.0%)となっている。
ECサイトで買い物をする際の傾向は、いつも同じサイトで買っているというユーザーは29.7%。たとえばAmazonや楽天だけで購入しているユーザーはそれほど多くないことがわかる。複数のECサイトを検索し、最も条件に合うところで購入していたり(39.8%)、ジャンルや商品によって購入するECサイトを使い分けている(23.3%)という。
気になった商品を後から探しやすくするための工夫としては、お気に入りに登録しておくが50.9%で最も多い。欲しいものを保存できるリストに登録する(31.8%)が続いた。またカートに入れておくというユーザーも30.0%存在している。
また、ショッピングカートに入れておいた商品はすべて購入しているが6.0%、ほとんど購入しているが50.9%。ほとんど購入していないは6.0%のため、高い確率で購入されていることが明らかになった。
ショッピングカートに入れておいた商品を後日購入した理由は、セールになったからが48.5%、ポイントがアップされたからが28.8%、クーポンが提供されたからが27.3%。カートに入れてからの一押しが重要であることも分かる。
調査ではこのほか、ECサイトで商品を探すときに重視するポイント、ECサイトで購入するときに工夫していること、ECサイトで購入を取り止めたり、再考したりしたことなどの設問の調査を実施。結果を公開している。