フリマアプリは「安価ですぐに手に入れたいモノ」 オークションは「レアモノ」と使い分け
ジャストシステムは6月16日、「CtoCサービス実態調査」の結果を発表した。すぐに購入したい商品や、なるべく安く購入したい商品はフリマアプリで購入する一方、購入金額が高くなってもほしい商品や他では出品されていない商品はオークションを利用する、といった使い分けの傾向があるとしている。
事前調査で「フリマアプリとネットオークションの両方の利用経験がある」と回答した10~50代の男女1032人を対象に、ネットリサーチサービス「Fastask」を利用して実施した。
フリマアプリとネットオークションをどのように利用しているか聞いたところ、フリマアプリは「購入しかしない」人で45.1%。「購入も出品も行っている」人は50.9%、「出品しかしない」人は4.1%。
一方、オークションでは「購入しかしない」人は54.3%、「購入も出品も行っている」人は43.0%、「出品しかしない」人は2.8%。
フリマアプリとネットオークションの両方を利用している人に、「ファッション、ブランド」を購入する際に利用するサービスを聞いたところ、フリマアプリを使う人が63.7%、オークションを使う人が58.3%だった。
一方、楽器やフィギュアなど趣味用品は、フリマアプリを使う人が35.6%、オークションを使う人が47.1%。また、食品やペット用品、ベビー用品などはフリマアプリやオークションで購入しないという回答がいずれも7割を超えた。CtoCマーケットは限られた商品ジャンルの利用が進んでいることも浮き彫りになっている。
各サービスで購入する商品のタイプを見てみると、「すぐに使用したい、すぐに手に入れたい商品」に関しては、フリマアプリで購入しているユーザーが66.7%で、オークションは50.9%。
「なるべく安く、お得に購入したい商品」はフリマアプリの79.7%に対し、オークションは65.3%。一方「購入金額が高くなってもほしいレアモノ」はフリマアプリの35.1%に対し、オークションは63.3%。
調査ではこのほか、フリマアプリ、ネットオークションでの購入金額、フリマアプリとネットオークションでのトラブルなどについてアンケートを実施、その結果を公開している。