森野 誠之 2019/4/23 8:00
ネッ担まとめ

中小ネットショップの場合、ちょっとしたことをケチったり手を抜いたりしてしまいがち。実はそこを改善するだけで売上が伸びるはずなのです。

ちょっとしたことも手抜きをしないこと

売上が何倍にも? まずは「20個の基礎固め」 | ニューアキンドセンター
https://new.akind.center/201904/toiannna-ec-00/

まとめると、

  • 消費者は購入前に企業情報を調べることがある。その際にコーポレートサイトが存在しなかったり、前時代的なサイトだと不信感を持つ
  • 40代ならFacebook、20~30代ならTwitterとInstagram、10代ならLINE@……など、ターゲットに応じてSNSを使い分けることが重要
  • 「これを買った後の世界」を想像させる言葉やイラスト、写真を入れる。機能的なメリットではなく生活がどう変わるかという感情的な変化を語る

wixやwordpressなど簡単なシステムもあるので、コーポレートサイトを作りましょう。ただしブログやSNSを公式サイト代わりにしないように注意してください。信頼性を獲得できる「ウェブサイト」としてコーポレートサイトを確立させることが大切です

ブログを公式サイトにしている人は多いのでは? お金もかからなくて簡単に更新できるメリットはありますが、ユーザーからの信頼感は得られるでしょうか。他にも当たり前と思っていてできていないことがあるので、チェックしてみましょう。

特定のプラットフォームに依存するのはリスク

「利用料に不満」は楽天市場、「返品に不満」はAmazon 公取委のモール出店者調査 | ITmedia NEWS
https://www.itmedia.co.jp/news/articles/1904/18/news061.html

デジタル・プラットフォーマーの取引慣行等に関する実態調査について(平成31年4月17日 中間報告) | 公正取引委員会
https://www.jftc.go.jp/houdou/pressrelease/2019/apr/190417.html

まとめると、

  • モール事業者による規約の一方的な変更について、「一方的に変更された」と答えた出店者が最も多かったのは楽天市場(93.2%)、次いでAmazon(72.8%)
  • 規約の変更の中に「不利益な内容があった」と答えた出店者が最多だったのも楽天市場(93.5%)、Amazon(69.3%)
  • モールの利用料に「問題がない」と答えた出店者が最少だったのが楽天市場(2.2%)。理由としては「他のオンラインモールと比べて高額」「利用料に合理的な根拠がない」「交渉の余地なく一方的に決められた」など

オンラインモール事業者によって影響を受けたにも関わらず、「そのオンラインモールを利用せざるを得ないと答えた出品者は多く、特に「全売上に対するそのモールの売上の割合が高い」「切り替えてもよいと考えるモール事業者が他にいない」ことが理由として目立った。

─「利用料に不満」は楽天市場、「返品に不満」はAmazon 公取委のモール出店者調査 | ITmedia NEWS

不満はあるものの使わざるを得ない現状がそのままデータに出ていますね。一方的な押し付けなどは良くないこととはいえ、そこから抜け出せなくなっている自社の戦略も見直さなければ根本的に解決しない問題です。売れないのは誰かのせいではないです。

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まとめると、

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今週の名言

僕は、自分の思いや行動が100%理解されるなんてことはまずありえない、と思っていて。批判や反対意見があって当たり前だと思っています。わかってくれる人の方が少ないと最初から思ってしまえば、批判も全然苦にはなりません。逆に、1人でも2人でもわかってくれる人がいるとすごく嬉しい。

批判はチャンスだ。「テクノ法要」で仏教の魅力を伝える元DJ住職の挑戦 | はたらいくノート
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そう。分かってくれる人のために頑張る。伝わらない人に無理に伝えることもないです。

筆者出版情報

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