石居 岳 2019/11/25 10:00

視聴行動分析サービスを提供するニールセン デジタルは11月21日、2019年上半期のPCとスマートフォンの利用実態をまとめた「Digital Trends 2019上半期」を発表した。それよると、2019年第2四半期(4-6月)のオンラインショッピングサービスの利用者数は、「Amazon」が前年同期比3.5%増の4771万人、「楽天市場」は同3.0%増の4657万人だった。

オンラインショッピングサービスの利用者数は、「Amazon」「楽天市場」とも、スマホのみで利用する人が大きく増加している。

ニールセン デジタルが2019年上半期のPCとスマートフォンの利用実態をまとめた「Digital Trends 2019上半期」を発表
各ECサービス 利用デバイス別利用者数推移

スマホのみの利用者数は、「Amazon」が前年同期比14.5%増の3465万人、「楽天市場」は同12.7%増の3605万人だった。PCのみの利用、あるいはPCとスマホからの利用は、「Amazon」「楽天市場」とも前年同期より利用人数が減少している。

2019年第2四半期(4-6月)のスマホからのインターネット利用者(月間平均)は7078万人(前年同期比5%増)。近年増加率が鈍化傾向にある中、特に50-60代のスマホ利用率が過去4年で大きく上昇し、全世代でスマホはインターネットを利用する際のメインデバイスとなっている。

ニールセン デジタルが2019年上半期のPCとスマートフォンの利用実態をまとめた「Digital Trends 2019上半期」を発表
インターネット利用デバイス年代別推移

スマホからの動画サービスの利用状況をみると、「ビデオ/映画カテゴリー」の1人当たり動画視聴の月間平均利用時間は2019年6月時点で7時間13分となり、5年間で約4倍に成長している。2018年6月時点の6時間32分と比べ、1年間で41分間増加した。

ニールセン デジタルが2019年上半期のPCとスマートフォンの利用実態をまとめた「Digital Trends 2019上半期」を発表
スマートフォン上での「ビデオ/映画」カテゴリー1人あたり月間利用時間
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