ウォルマートがShopifyと提携、BASEがAppifyをリリース。EC業界は「○○fy」ブーム? 【ネッ担まとめ】
ウォルマートと提携したShopifyはますます伸びそうです。BASEがリリースしたAppifyは月額4,980円でアプリが作れるサービス。名前は似ていますがまったく関係ありません。
Walmartとの提携でShopifyの成長が加速
WalmartがShopifyとの提携でAmazonマーケットプレイスに対抗 | ITmedia NEWS
https://www.itmedia.co.jp/news/articles/2006/16/news059.html
月額4,980円でアプリが作れるのは大きなメリット
ネットショップの公式アプリ作成サービス「Appify」で、ブランドのアプリをつくろう | BASE U
https://baseu.jp/15398
まとめると、
- BASEはD Technologiesとサービス連携し、 BASEのショップオーナーが簡単に公式アプリを作成できる「Appify」(アッピファイ)を開始した
- 「Appify」は月額4,980円でECサイトの公式アプリをApp Storeに配信できるサービス。最短2週間でアプリを完成できる
- 「Appify」に表示する商品、注文情報、顧客情報、クーポンの発行などは、BASEの管理画面から確認、作成できる
「Appify」では、アプリをインストールしてくれているお客様に対して、プッシュ通知を送信することができます。プッシュ通知は、メールマガジンなどと比べ、開封率が約10倍も高く、とても効果的です。新商品の発売やクーポン情報など、お客様が知りたい情報をプッシュ通知で配信することで、商品の購入につなげていきましょう。
スマホのプッシュ配信は強力ですよね。メルマガやLINEよりも反応率が高かったりしますが、作るまでと作ってからにコストと時間がかかり過ぎるのがネックでした。それが月額4,980円となればやらない手はないです。すでにある程度の顧客がいればすぐに効果が出るはずです。
特定の何かに依存するとECは危険
今こそプラットフォーム依存から脱却を モールと自社ECを並行運用するメリットとは | ECzine
https://eczine.jp/article/detail/7934
まとめると、
- プラットフォームに依存していると知らないうちにルールから足を踏み外してしまうことがある。退店させられれば売上がゼロになる可能性もある
- 一部の出店者の影響でルールが厳しくなり、綿密な販売設計を行っていても台無しになることもある。また、競合との価格競争に陥りやすい
- プラットフォーム依存から脱却するには自社ECサイトを構築し、プラットフォームの売上比率を下げるべき
併売することができれば、前出した問題に対してのリスクを緩和することができます。もちろんプラットフォーム依存のリスクをゼロにすることはできません。しかし、それを半分にすることができたら十分ではないでしょうか。たとえば現在プラットフォームのみを活用していて月商1,000万円だとしたら、そのうち半分の500万円を守れることができれば、それだけでもかなりのリスク回避にはなっていますよね。これからは、「リスクを完全になくす」のではなく、「リスクを緩和していく」考えを持つ必要があります。
皆さんの記憶にも新しい楽天の3,980円問題。これもプラットフォームに依存している時のリスクです。他にも一部の出店者がルールを外れたために全体のルールが厳しくなるなどの問題も出てきます。引用文にあるようにリスク分散の意味でも自社ECを強化しておかないといけません。BASEやShopifyなどもあるので、立ち上げ自体はリスクはそんなにありませんから。
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良いことだとは思うものの権利関係がどうなっているのかわからないから気になります。
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コロナの影響が色濃く反映された結果になっています。
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「PayPayボーナスを、自社のインセンティブとして自由なタイミングでユーザーに付与できる」。囲い込んできましたね。
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10代~20代の58.8%が「増えた」「やや増えた」と回答。すごい伸びです。
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オリオンらしさとはなんのか、それは4大メーカーに追随することではなく独自の路線を進んでいくこと。
─オリオンビール 代表取締役 早瀬京鋳氏
オリオンビール社長が語る、ストロング缶をやめた理由「黙っていられなかった」 | bizSPA!フレッシュ
https://bizspa.jp/post-318824/
相手を見て同じことをしていては大手に負けますよね。小さいところは鋭く尖ることから。
筆者出版情報
「未経験・低予算・独学」でホームページリニューアルから始める
小さい会社のウェブマーケティング必勝法
森野誠之 著
翔泳社 刊
発売日 2021年10月15日
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この連載の筆者 森野誠之氏の著書が翔泳社から発売されました。小さな会社の“ひとり担当者”が、未経験、低予算、独学でホームページのリニューアルからウェブマーケティングまでを成功させるための指南書です。電子版、オンデマンド印刷版ともにAmazonで発売中です!
まとめると、
コロナの影響でウォルマートのネットスーパーがAmazonを猛追していますが、さらにマーケットプレイスも伸ばそうとしています。その提携先がShopify。両社とも急激に伸びていますし、Shopifyも利用者の販路拡大を考えていますので相思相愛といったところでしょうか。関連記事にもあるようにAmazonはいろんなところから狙われていますね。
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