AIでクレジットカードの不正利用を早期発見、フューチャーショップとSBペイメントサービスが不正検知サービスでシステム連携

「futureshop」「futureshop omni-channel」とソフトバンク子会社のSBペイメントサービスが提供するAIを活用した不正検知サービス「AI不正検知」のシステム連携を始める

瀧川 正実

2021年8月4日 12:00

フューチャーショップは2021年9月28日から、SaaS型ECサイト構築プラットフォーム「futureshop」「futureshop omni-channel」とソフトバンク子会社のSBペイメントサービスが提供するAIを活用した不正検知サービス「AI不正検知」のシステム連携を始める。

SBペイメントサービスのAI不正検知の利用にはSBペイメントサービスの決済代行サービスの導入が必要。「futureshop」とSBペイメントサービスの決済代行サービスは2019年に連携している。

「futureshop」導入企業で、SBペイメントサービスの「オンライン決済サービス」を使う事業者は、ECサイトの不正対策として不正検知サービス「AI不正検知 for futureshop」を利用できるようになる。

疑わしい注文を受け付けると、「futureshop」の受注管理画面の該当注文にアラートが表示されるため、不正な取引を早期発見することが可能。

フューチャーショップは2021年9月28日から、SaaS型ECサイト構築プラットフォーム「futureshop」「futureshop omni-channel」とソフトバンク子会社のSBペイメントサービスが提供するAIを活用した不正検知サービス「AI不正検知」のシステム連携を始める
「AI不正検知 for futureshop」のイメージ

「AI不正検知」は決済情報と機械学習で不正利用を検知する不正検知サービス。年間数億件を超える決済データから過去の不正パターンを機械学習。ユーザーが決済を行うタイミングで当該決済の不正利用リスクをリアルタイムに算出する。

SBペイメントサービスがECサイト構築プラットフォームと「AI不正検知」のシステム連携を行うのは、今回が初。

日本クレジット協会が発表した年次調査資料によると、2020年におけるクレジットカードの不正利用による被害金額は251億円で前年比8.3%減。その内訳を見ると、対面販売が主となる偽造カード被害額が8億円(同55.1%減)、ECなど非対面取引が主となる番号盗用被害額が223億6000万円(同0.3%増)、その他不正利用被害額は19億4000万円(同41.4%減)。

クレジットカード決済はECサイトで最も普及している決済手段だが、クレジットカード決済における不正利用被害は高水準にある。

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