楽天グループの2021年度(2021年1~12月期)国内EC流通総額は前期比10.4%増の5兆118億円だった。「楽天市場」を中心に2021年度における国内ECの状況をまとめた。

クロスユースユーザー増加が流通総額拡大に貢献

国内EC流通総額は「楽天市場」の流通総額に加え、ブックス、ブックスネットワーク、Kobo(国内)、ゴルフ、ファッション、ドリームビジネス、ビューティ、デリバリー、Rakuten24などの日用品直販、オートビジネス、ラクマ、Rebates、楽天西友ネットスーパー、クロスボーダートレーディングなどの流通額を合算した数値。

2021年10~12月期に、ブックスネットワーク、クロスボーダートレーディング、Kobo(国内)を国内EC流通総額に追加したため、2020年度の数値を遡及修正している。

国内ECの流通総額推移(画像はIR資料から編集部がキャプチャ)

2021年度の国内EC流通総額の四半期ベースの推移

  • 2021年10~12月期(第4四半期) 前年同期比4.7%増の1兆5022億円
  • 2021年7~9月期(第3四半期) 前年同期比7.0%増の1兆1941億円
  • 2021年4~6月期(第2四半期) 前年同期比11.2%増の1兆1710億円
  • 2021年1~3月期(第1四半期) 前年同期比22.1%増の1兆1445億円

ショッピングEC流通総額(「楽天市場」、ファッション、ブックス、Rakuten24などの日用品直販、ネットスーパー、Rebates、楽天ペイ オンライン決済、ラクマ)の2021年10~12月期に前年同期比11.7%増。ユーザーあたりの購入頻度、購入額が共に上昇したとしている。

ショッピング流通総額の伸び率(画像はIR資料から編集部がキャプチャ)

①ポイントキャンペーン②顧客層囲い込み③事業間送客④地域特化施策――4つの観点からEC事業内のクロスユースを促進。各クロスユース促進施策と「楽天市場」の成長で、クロスユースユーザーが順調に伸びているという。

クロスユースについて(画像はIR資料から編集部がキャプチャ)

楽天エコシステム内において会員の価値を示す「メンバーシップバリュー」は2021年10-12月期(第4四半期)で6.5兆円。前年同期比で27.7%減少した。

メンバーシップバリューについて(画像はIR資料から編集部がキャプチャ)

フィンテックを中心にアクティブユーザー数が増加、楽天エコシステム内のクロスユースも堅調に推移したものの、2020年10-12月期(第4四半期)の「楽天市場」はコロナ禍によるリテンション率上昇でLTVが急増、その反動で2021年10-12月期(第4四半期)の「メンバーシップバリュー」が減少したとしている。

過去12か月間で2サービス以上利用者数を同期間の全サービス利用者数で割って算出したクロスユース率は、2021年10-12月期(第4四半期)時点で74.7%。前年同期比で1.7ポイント増。

クロスユース率(画像はIR資料から編集部がキャプチャ)

楽天カード発行枚数は2021年12月時点で2510万枚、前年同期比で16.4%増。「楽天市場」流通総額における楽天カード決済比率は継続的に拡大しており、2021年12月時点で70.0%まで伸びた。

楽天カード決済比率(画像はIR資料から編集部がキャプチャ)

2021年10-12月期における「楽天市場」のモバイル流通総額の比率は79.1%に。前年同期比で2.6ポイント上昇した。

新型コロナウイルス感染症拡大によって出店者数は拡大。2020年12月時点の5万3794店舗から、2021年12月時点で5万5939店舗まで拡大した。

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