最も意識している経済圏トップは「楽天」。依存度が高いのは「ドコモ」【経済圏の意識に関する調査】
MMDLaboが運営するMMD研究所が実施した「経済圏の意識に関する調査」によると、最も意識している経済圏、今後意識していきたい経済圏はともに「楽天経済圏」がトップだった。
予備調査は18歳~69歳の男女2万5000人、本調査は6つの経済圏(ドコモ、au、ソフトバンク、楽天、イオン、PayPay)のメイン利用者2988人が対象。期間は2022年4月15日~4月19日。
48.5%が経済圏を意識、最も意思しているのは「楽天経済圏」
予備調査対象者に6つの経済圏いずれかを意識しているか聞いたところ、48.5%が「意識している」と回答した。
「意識している」と回答した12134人を対象に、最も意識している経済圏を聞いたところ、トップは「楽天経済圏」で48.2%、次いで「ドコモ経済圏」が16.5%、「PayPay経済圏」が11.3%だった。
予備調査対象者に今後最も意識していきたい経済圏についてきいたところ、最多は「楽天経済圏」(32.5%)で、次に「ドコモ経済圏」(13.5%)「PayPay経済圏」(9.9%)だった。
メイン利用経済圏、依存度トップは「ドコモ経済圏」
予備調査から6つの経済圏のメイン利用者2988人を抽出し、メインで利用している経済圏の依存度を10点満点で聞いたところ、10点の比率は「ドコモ経済圏」が16.8%で最も多く、次いで「PayPay経済圏」が14.8%、「au経済圏」が14.6%だった。
継続利用の意向度、「PayPay経済圏」が最多
6つの経済圏のメイン利用者に、メイン利用の経済圏を1年後も継続利用したいか聞いたところ、76.3%が「継続利用したい」と回答した。
経済圏別に見ると、「継続利用したい」の回答は「PayPay経済圏」が80.2%で最も多く、次に「ドコモ経済圏」が79.8%、「楽天経済圏」が77.8%だった。
意識のきっかけ、ドコモ、au、ソフトバンクは「ポイント」
6つの経済圏のメイン利用者に、メイン利用の経済圏を意識し始めるきっかけとなったサービスを聞いたところ、「ドコモ経済圏」「au経済圏」「ソフトバンク経済圏」は「ポイント(ポイントカード作成)」がトップだった。
「楽天経済圏」「イオン経済圏」は「買い物する場所」、「PayPay経済圏」は「QRコード決済」がそれぞれトップ。
45.6%が「経済圏で利用サービスを増やしたい」
6つの経済圏のメイン利用者に、今後メイン利用の経済圏で利用するサービス数を増やしていきたいか聞いたところ、45.6%が「増やしていきたい」と回答した。
経済圏別に見ると、「増やしていきたい」と回答した割合が最も高いのは「PayPay経済圏」で54.0%、次いで「ドコモ経済圏」が52.6%、「au経済圏」が48.8%だった。
調査実施概要
- 調査タイトル:「経済圏の意識に関する調査」
- 調査方法:インターネット調査
- 調査期間:2022年4月15日~4月19日
- 調査対象:【予備調査】18歳~69歳の男女、【本調査】6つの経済圏のメイン利用者
ドコモ経済圏(n=500)、au経済圏(n=500)、ソフトバンク経済圏(n=488)、楽天経済圏(n=500)、イオン経済圏(n=500)、PayPay経済圏(n=500) - 有効回答:【予備調査】25000人、【本調査】2988人
- 設問数:【予備調査】15問、【本調査】10問
※「ソフトバンク経済圏」にはYahoo!が入り、「PayPay経済圏」とは別として扱っている