中川 昌俊 2014/12/16 16:00

不正検知システム提供のかっこは12月12日、「ECサイトにおける未回収取引検知レポート2014年上期版」を発行した。レポートよると、ECサイトの後払い決済で、未回収・未回収の疑いがある取引は金額ベースで全体の6.01%、件数ベースで6.51%にのぼることがわかった。

レポートは、同社が開発・提供するビックデータ解析による取引審査システム「O-PLUX」で審査したデータを使用。2014年1月から6か月間のECサイトにおける後払い決済代金の未回収について分析した。

未回収取引のうち、過去に支払い実績のあるユーザー(リピーター)による取引が占める割合は26.56%にのぼるという。リピーターでも多くの未回収取引が発生していることがわかる。

リピーターのうち、未払い・超過を起こしたことがないユーザーは92.81%で、未払いを起こしたことがあるユーザーは5.84%。90日以上超過して支払ったユーザーは1.58%という。このことから、一部のユーザーが繰り返し未回収を起こしているとしている。

未払いが最も起こりやすいパターンとして、特定地域のマンスリーマンションなどを受取先に指定し、「DIY工具・バッグ」を注文するケースを挙げている。

これらの商品は高価格帯であることに加え、2014年の取り込み詐欺集団によるターゲットアイテムだったためという。今後もターゲットとなるアイテムを変えながら、同じような注文が行われる可能性が高いとしている。

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