楽天が「配送品質向上制度」導入を発表。その前にSKU対応も必要で忙しくなりそう【ネッ担まとめ】
楽天の新春カンファレンス2023で「配送品質向上制度」導入が発表されました。「楽天スーパーロジスティクス」などを使えば対応できるようですが、「使えない場合はどうする?」となりますよね。時間はあるのでよく考えましょう。
「配送品質向上制度」では土日の出荷も必須に
「楽天市場」、「配送認定ラベル」を2024年導入 配送日で商品を選びたい顧客ニーズに対応 | 日本ネット経済新聞
https://netkeizai.com/articles/detail/7959
楽天グループ(楽天)は1月26日、「楽天新春カンファレンス2023」の「2023年上期戦略共有会」において、2024年4‐6月期(第2四半期)には「配送品質向上制度」を導入し、配送品質の高い商品に「配送認定ラベル(仮称)」を付与する施策を発表した。その前段として、2023年6月には、精緻な最短指定可能日を検索や商品ページ上に表示できるようになる「お届け日表」機能をリリースする。
配送認定ラベル獲得のためには、まずSKU単位での商品登録・データ保持を可能にする「SKU」に対応する必要がある。さらに、配送日時指定が可能な商品について、楽天サーチ・商品ページに最短指定可能日を表示する「お届け日表示機能」に対応しなくてはならない。加えて2024年に店舗と商品の認定基準をそれぞれクリアする必要がある。
SKU単位での商品登録は「Amazon」に対抗するものです。それに対応しないと配送認定ラベルが獲得できませんので、ここは要注意です。SKUに対応しようとすると画像も増えますし、手間もどんどん増えていきますので、業務の効率化ができていないと、忙しいわりには儲からないことになってきそうです。
「店舗基準」の案では、①納期遵守率96%以上 ②6日以内お届け件数比率80%以上 ③出荷件数が月100件以上 ④共通の送料込みラインの導入――などの基準を検討している
「商品基準」の案では、「午前の注文」について365日いつでも「翌日お届け」を指定できるようにすること、「午後の注文」について365日いつでも「翌々日お届け」を指定できるようにすること、を求める見通しだ。
気になってくるのは「365日いつでも」です。土日をお休みにしていたショップでも配送せざるを得ません。「楽天スーパーロジスティクス」を使うという選択肢もありますが、少人数のショップほど大変になってきそうです。
モールにおいては買う側は便利になる一方で、ショップ側のレベルアップが求められるようになってきています。自社ECで自分たちのルールで頑張るのか、モールの販売力が必要なのでモールのルールに合わせるのか。早急な判断が求められます。
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戦略や施策を考えるとき、なんか考えがまとまらない瞬間って、結局のところ「ユーザー理解が乏しいとき」だなと思うんですね。
わからないこと・知らないことについて、必死に考えてもなにも出てこないですよね。現場に出たりユーザーの声を聴いたりしてわかることがたくさんあります。
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