家具購入前にリサーチする人は6割。うち、ECサイトなどで口コミを参考にする人は約2割。理由は「買った人の情報が何よりも信頼できる」など

NEXERと河口家具製作所が実施した「家具を購入する際のリサーチ」の調査結果によると、家具を購入する際に、約6割の人が事前リサーチをしていることがわかった。リサーチの仕方は、実店舗で実物を確認する人が最も多いが、次に多かったのは「通販サイトなどの口コミ」で、約2割にのぼった。 調査対象は全国の男女1000人。調査期間は2025年3月10日~24日。
家具を購入する際、事前にどの程度リサーチするか聞いたところ、最も多かったのは「ややリサーチする」で41.1%、続いて「とてもリサーチする」が22.5%、合計で63.6%が家具を購入する際に事前リサーチをすることがわかった。一方、「あまりリサーチしない」は21.9%、「全くリサーチしない」は14.5%だった。
「とてもリサーチする」「ややリサーチする」と答えた回答者の理由は、「あまり調べずに買って後から後悔したくないので、いろいろな商品を見た中で自分が思う一番の商品を買う」「ネットで購入することがほとんどなので、失敗したくないから」「気になるインテリアの値段や質が知りたい」「口コミや価格、大きさなど知りたい」などがあがった。

家具を購入する際、事前リサーチをする人に、どのようにリサーチをするかを聞いたところ、「実店舗で実物を確認する」が最多で47.3%、続いて「通販サイトなどの口コミ」が21.4%、「公式サイト」が15.8%の順となった。その理由については次の通り。
- 「実店舗で実物を確認する」と答えた理由……「ネットでみても、実際に見たときに印象が違うことがあるから」「直接触って判断したい」など
- 「通販サイトなどの口コミ」と答えた理由……「買った人の情報が何よりも信頼できると思うから」「正直なレビューが見られそうだから」など
- 「公式サイト」答えた理由……「1番情報が載っていそうだから」「夜にゆっくりと時間が取れるので、ネットで探す」など
- 「SNS」と答えた理由……「公式サイトなどより、個人が書いているブログや、家具などのサイトの他社商品との比較などを参考にするため」「身近な意見が聞けるから」など
- 「メーカーやブランドの評判をリサーチする」と答えた理由……「ほしいと思っている基準とあっているか確認するため」「デメリットについて事前に知っておきたい」など

家具のリサーチ中に困ったことがあるかを聞いたところ、「ある」は15.9%、「ない」は84.1%だった。

困ったことが「ある」と回答した人にその理由を聞いたところ、最も多かったのは「サイズ感が分かりづらい」で32.4%、続いて「色味や素材の質感が実際と違うことがある」が17.6%、「価格の相場が分かりにくい」が16.2%、「情報量が多すぎる」が12.5%、「信頼できる情報が少ない」が11.0%だった。
「サイズ感が分かりづらい」の理由は、「実際のサイズ感が画像や口コミではわかりにくい」など。「色味や素材の質感が実際と違うことがある」の理由は、「写真と現物のイメージが違う」などがあがった。
「価格の相場が分かりにくい」の理由は、「色々なサイトを見比べないといけないから」などだった。

調査概要
- 調査手法:インターネットでのアンケート
- 調査期間:2025年3月10日~24日
- 調査対象:全国の男女1000人