ecbeingがSBSグループと業務提携、メーカーの通販事業を包括支援

EC構築プラットフォーム「ecbeing」を提供するecbeingは4月28日、総合物流企業グループSBSグループの持ち株会社SBSホールディングスと、同グループで運営代行・フルフィルメントをワンストップで提供するマーケティングパートナーと業務提携を締結したと発表した。
業務提携の目的は、統合的なフルフィルメントや高度なデジタルマーケティングの実施。メーカーのEC・通販事業を次のステージへと押し上げるための総合的な支援体制を構築するとしている。業務提携を通じて次の取り組みを実現していくという。
- ECと既存通販チャネルの統合支援
- ECと従来の販売チャネルを円滑に融合し、統合したオムニチャネル戦略の立ち上げから運用まで総合的にサポートする。
- 「ecbeing」の技術力とノウハウの活用
- EC構築プラットフォーム「ecbeing」の技術力と、デジタルマーケティングのノウハウを活用し、メーカーの通販事業を支援する。
- フルフィルメントの強化
- マーケティングパートナー社の豊富なバックヤード業務やフルフィルメントのノウハウを生かし、メーカーが直面する物流や運営課題の解決を支援する。
- デジタル人材の育成
- 業界の未来を支えるデジタル人材の育成を推進し、継続的な成長を支える仕組みを構築する。
SBSグループの連結売上高は4481億円
SBSホールディングスは、総合物流企業グループであるSBSグループの持ち株会社。東証プライム市場に上場し、2024年12月期のグループ連結売上高は4481億円。1987年の創業以来、物流ならびに物流に付帯するサービスを充実させ、ワンストップの物流サービスを提供している。
グループ内には、食品から超重量物までさまざまな商品を扱う企業群、路線、区域、即日配送まで多様な配送形態に応える企業群、物流施設開発、環境物流などの専門的な企業群を有する。各専門業界のBtoB物流で培ったノウハウと、大規模拠点開発・運用能力、テクノロジーへの投資と研究開発力、自社ラストワンマイル網の構築を資源とし、2023年にEC運用プラットフォーム「EC物流お任せくん」をリリースした。
マーケティングパートナー社は、EC支援と自社EC運営がメイン業務。EC物流の運用構築からカスタマーサポートや商品登録など、日々のサイト運用業務までをカバーする。食品・アパレル・医薬品・医療機器など多種多様な品目のEC支援経験があり、業界ごとの必要業務や関連法などを踏まえたスムーズなサポートを実現している。要望にあわせた柔軟なカスタマイズメニューをもとに、スタートアップから大規模荷主までフルフィルメント戦略の実現や改善を支援する。