メガネスーパーとファクトリエってなんで売れてるの? 中の人に聞いてみた。
今週の要チェックはEC全般。メガネスーパーとファクトリエの中の人対談なので、売上アップのヒントがないわけがありません。「振り切れたクレイジーな人が1人でもいれば、とがり続けられると思う」などなど、名言・至言の宝庫です。
- 通販・通教の売上上位300社で5.8兆円、市場規模は5%増で拡大続く
- [対談]とがった「のれん型」アパレルECの楽しさについて、ファクトリエ・山田敏夫さんと話す
- ヨドバシが王者アマゾンを猛追する転機となった消費者のある行動
- 最も顧客満足の高いECサイトは「ヨドバシ.com」、2015年度JCSIの調査結果
- Amazonプライム会員特典として、30分早くタイムセールに参加できるサービス開始、アマゾン
- ロックオン主催のEC-CUBE3の東京勉強会に参加してきました
- 無料で一番簡単にネット販売できる方法「BASE」は評判どおり凄いのか?
- ソーシャルメディアの活用がスマホECの成功を左右する時代が近づいている
- 客単価アップと顧客数アップでは、どちらを優先するべきか?
- 通販広告情報サイト
※記事の難易度を、低いから高いまで、3段階で示しています。
EC全般
通販・通教の売上上位300社で5.8兆円、市場規模は5%増で拡大続く | ネットショップ担当者フォーラム
https://netshop.impress.co.jp/node/1979[対談]とがった「のれん型」アパレルECの楽しさについて、ファクトリエ・山田敏夫さんと話す | ECzine
http://eczine.jp/article/detail/2013アパレルECは「マーケティング型」と「のれん型」に分けられると考えています。マーケティング型は、ZOZOTOWNやAmazonのように、マスを対象にビッグデータを使ったりして、何百億円、何千億円を取りにいくビジネス。一方で僕らのようなのれん型は、来てくださったお客様に対して「うちはこの価格帯でこの味です。でも、ちゃんと美味しいですよ」というビジネスです。
つまり、のれん型にとって一番重要なのは「どれだけ純度が高いか」ですよね。そうなると、アッパーは5億円、20億円規模になるかもしれない。でも、のれん型が増えたほうがおもしろい世の中になると思うんだけどな。
上記の調査を踏まえてこの記事を読んでみると、とっても参考になると思います。自分たちの周りがどうなっていて、どうすれば生き残っていけるのかが詳しく書かれています。時間をかけてゆっくり読んでみてください。
モール関連
ヨドバシが王者アマゾンを猛追する転機となった消費者のある行動 | 日刊SPA!
http://nikkan-spa.jp/890306店頭に並ぶ商品のすべてにバーコードが付いており、スマホのアプリで読み取ると、画面上で商品の競合価格や店ごとの在庫状況を見ることができる。そういった情報から取り寄せに必要な時間まで掲出され、顧客の購入をヨドバシ.comに誘導する仕組みを構築したのだ。店頭で商品を見て、レジへ行かずにその場でクリックして買ってもらおうというわけだ。
比較される前提で考えればこうなります。価格が低い方に流れてしまうのかと思いきや、日本人は親切なところで買ってくれるんですよね。以下の記事もあわせてどうぞ。
最も顧客満足の高いECサイトは「ヨドバシ.com」、2015年度JCSIの調査結果 | ネットショップ担当者フォーラム
https://netshop.impress.co.jp/node/1974Amazonプライム会員特典として、30分早くタイムセールに参加できるサービス開始、アマゾン | ネットショップ担当者フォーラム
https://netshop.impress.co.jp/node/1967「先行タイムセール」は、 通常のタイムセール開催時刻よりも30分早く商品が購入可能になるサービス。
プライム会員らしいメリットです。先日の「PRIME DAY」で獲得したプライム会員を減らさないための施策かな? と思います。
カート関連
ロックオン主催のEC-CUBE3の東京勉強会に参加してきました | XEOSS CUBE
http://d.hatena.ne.jp/xross-cube/20150728/p1記事を読む限りはまだちょっと早いかな? という感じです。とはいってもEC-CUBEを使うことが多い人は、今のうちから使い込んでおいてバグなどを把握しておくと良いですね。
無料で一番簡単にネット販売できる方法「BASE」は評判どおり凄いのか? | WEBSAE
http://websae.net/base-20150721/いままで何回もお話したように、ネットショップとして商品を売るための機能は充実しているBASEですが、集客に関しては苦手です。そこで、「販売はBASEのショップサイト」で「集客は自サイトやブログで」という形でネットショップ事業を展開していくのはいかがでしょうか?
カートシステムの特徴と自社のやりたいことを考えて選んでいきましょう。価格や使い勝手はその後で。
SNS関連
ソーシャルメディアの活用がスマホECの成功を左右する時代が近づいている | ネットショップ担当者フォーラム
https://netshop.impress.co.jp/node/1966ソーシャルメディアの特徴としては、タイムラインやフィードが流れて行くフロー型にありますが、それをストック型に変え、滞留時間を増加させ、Buyまで誘導する為に、Facebookは、Facebookページに重点をおき始め、Twitterはプロダクトページをローンチしたりと、プラットフォーム戦略を変更してきています。
SEOやリスティング広告だけでは何ともならない時代が近づいています。お金をかければ何とかなる世界ではないので、今のうちからユーザーとコミュニケーションを取っていきましょう。
売上アップのヒント
客単価アップと顧客数アップでは、どちらを優先するべきか? | ダイヤモンド社書籍オンライン
http://diamond.jp/articles/-/757031 客単価を上げる(買上点数を増やす→一品単価を上げる)
2. を増やす(既存顧客の来店頻度を高める→新規顧客を増やす)
(中略)
このルールの逆をやると、なかなか儲けられません。
というのも、新規顧客の獲得には、広告宣伝費も営業担当者の人件費も必要で、どうしても経費先行となってしまうからです。
大資本があって一気に量で勝てるのなら良いのですが、そんなところは稀です。大量に売って価格競争になる前に単価アップを。EC全般のファクトリエさんの記事を思い浮かべながら読んでみてください。
通販広告情報サイト | 通販広告
https://tsuhanad.net/通販のための広告商品がまとまっています。広告に悩んだら見てみてください。
ネット通販業界の最新情報は、こちらも要チェック!
離DIYの大都が4.5億円調達/EC業務一元管理システム特集 | ネットショップ担当者フォーラム 2015年7月24日~30日の週間人気記事ランキング
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通販市場はまだまだ拡大していることが分かりますね。とはいえ、上位の巨大サイトが伸びているので、中小規模のネットショップは辛くなっているのが現状です。選んでもらえるための強みを磨いていきましょう。