500億円の購買データから見える通販サイトの消費行動。平日よりも休日にECを利用する
Socketは「Flipdesk」経由の購買データを集計、ECサイトにおける消費者の購買活動状況を分析した
消費者は平日よりも休日にネットショッピングを使う、大型連休はEC利用が落ちる――。
EC向け販促支援のSocket(ソケット)はスマートフォン向けおもてなし販促プラットフォーム「Flipdesk」で蓄積した消費者データから、ECサイトにおけるユーザーの商品購入行動を分析した。
「Flipdesk」経由での購買額(Flipdeskで表示されたメッセージなどを閲覧した利用者による購買金額の累計)が500億円を突破。過去1年間(2015年5月1日~2016年4月30日)の購買データを集計し、ECサイトにおける消費者の購買活動状況を調査した。
主な調査結果
- 休日は平日よりも売上・平均購買単価が高くなる
- 大型連休は他の休日に比べて売り上げが落ちる
- 休日は11時以降に売り上げが伸び、平日は11時台と21時以降に増える
曜日別の売り上げと平均購買単価
曜日ごとの売り上げを比較すると、土曜日と日曜日が高い。平均購買単価も同様。
日曜日の平均購買単価は、最も低い水曜日と比較すると約1.6倍。「休日は平日よりも買い物に使える時間が多いことから、高額商品の購入決定がしやすい環境にあるため」とソケットは分析する。
平日と休日の時間帯ごとの売り上げ
休日は11時以降から、夕食の時間帯までが継続的に売り上げが伸びる傾向にある。ソケットは「時間の制限を受けることなく購買活動をしていることがうかがえる」とした。
連休比較
平日、土日、3連休、ゴールデンウィーク(GW)、年末年始について、1日あたりの平均売上と平均購買単価を比較した。
通常の土日と3連休を比べると、3連休の方が1日あたりの平均売上が高い。GWと年末年始の長期休暇は消費を控える傾向があるという。
また、3連休、GW、年末年始の各期間ともに、最も売り上げが伸びたのは連休最終日ということが判明した。
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