カード情報非保持化する「トークンサービス」、ソフトバンク・ペイメント・サービス
ECサイトが自由に決済画面をデザインするためには不可欠なサービス
ソフトバンク・ペイメント・サービス(SBPS)は8月4日、 クレジットカード情報の非保持化を実現する「トークンサービス」を開始した。
ECサイトの主流である自由な決済画面のデザインは2018年以降、トークンサービスに対応していないと不可能となる。今後、トークンサービスの需要が高まると見てサービスの提供を開始した。
「トークンサービス」は、入力されたクレジットカード情報を「トークン(別の文字列)」に変換し、決済するサービス。EC事業者はSBPSが提供する「トークンサービス」のJavaScriptを運営するECサイトに組み込むことで、クレジットカード情報の非保持化が実現できる。
クレジット取引セキュリティ対策協議会発表の「クレジットカード取引におけるセキュリティ対策の強化に向けた実行計画」では、クレジットカード情報の適切な保護の観点から、クレジットカード情報を保持するすべての事業者に対して、原則クレジットカード情報の非保持化もしくはペイメントカードの国際セキュリティ基準である「PCI DSS」への準拠を2018年3月までに実施するように要請している。
「トークンサービス」はすでにGMOペイメントゲートウェイが提供しているが、大半の決済サービスが未提供。現状のままでは決済会社の用意する決済画面へリンクする必要が出てくる。
今後、他の決済会社からもトークンサービスが提要されることが予想される。
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