森野 誠之 2017/9/5 8:00

「美術館なのに値段があるの?」と思う人もいるかもしれませんが、Webサイトを見ればその理由がすぐにわかります。楽しさしか伝わってこないこのサイトには、ネットショップの原点があります。

作品も値段も売り方も自由。楽しいショップの原点はここ

5歳児が値段を決める美術館 | Blue Puddle
https://five.blue-puddle.com/

折り紙で億越え!?「5歳児が値段を決める美術館」仕掛け人に質問してみた!! | CuRAZY
https://curazy.com/archives/188151

まとめると、

  • 5歳児が値段を決める美術館は、佐藤ねじさんが行っている個人プロジェクト「息子シリーズ」のひとつ
  • 値段を付けているのは作者である息子さん本人。気に入ってる作品は値段が高いらしい。逆に50円とかの作品は「すぐ作れるやつだから安い」
  • 実際にSOLD OUTの作品もちらほら。息子さんは「お礼のお手紙を書かなきゃ!、忙しくなるぞー」と、興奮してる様子

サボン(※最高額商品)が売れたらどうしよう・・というのは、ちょっと僕もドキドキしてます。 今回、稼ぐことを目的には全くおいてないので、 購入された方と、連絡をとって、購入した意図などを伺って、対応を考えようと思います。

自分が作りたいものを作って、ネット上で誰かに買ってもらう。本来ネットショップって、こうした夢がありましたよね。今では、売り方や集め方など、そこから離れた方向に目が行きがちです。ショップの運営に疲れた人は自分がやりたかったことに原点回帰してみてはどうでしょうか? ちなみにサボンの金額は3千万5千円ですw

熟読必須! ノウハウの宝庫

仕入れ型ネットショップの未来はどうなる?楽天EXPO2017講演レポート | ECバカ一代
https://www.commerce-design.net/blog/archives/2223

まとめると、

  • 一度やれば以後の売上に効果が出続けるような仕事を優先する。売上を追うのではなくお客さんを追う
  • 商品に依存せず、お客さんのことをちゃんと考え、先回りした商売は、本質的に「楽しい」はず
  • 「一旦売上を作ってから考える」のではなく、自店舗が何者か、お客さんがどんな人なのかを考えながら進むのが大切

見つけなきゃいけないのはまず「答え」ではなくて、「解くべき問い」なんです。その上で答えを探す。それが見つかって、一旦軸が通れば、判断スピードが上がって、むしろコンセプト無しで戦術を考えるのが怖くなります。

売り方を探すのではなく、売るために必要なことを考える。無限とも思える戦術を探すよりも、得意技ができてしまえばそれで押せるので、自分たちの良さが何かを考えましょう。講演参加者の声を交えて書かれた記事なのでとても分かりやすいです。

これはわかりやすい! ECアプリのポジショニングマップ

【ECアプリのポジショニングマップ】ユーザー数1位は楽天、2位はAmazon | ネットショップ担当者フォーラム
https://netshop.impress.co.jp/node/4646

まとめると、

  • ショッピングアプリのアクティブユーザーの属性データに基づいた、データドリブンなポジショニングマップを作成
  • フリマアプリのメルカリは女性・若年層で突出したポジションを築いている
  • 男性・若年層では、ユーザー数の多い目立ったアプリは出現していない
「ショッピング」カテゴリのアプリのポジショニングマップ(2017年7月/「ショッピング」上位アプリ)

女性をターゲットにしたショッピングサイトは数多く見られますが、一口に女性といっても若年層かミドルエイジ層か、世帯年収が高めの層か低めの層かなど、いくつかの軸でターゲットを明確化し、競合他社と横並びで比較してみて、自社のポジショニングがどのあたりにあるのか、データに基づいた客観的な判断が必要です。

横軸に男女比率、縦軸に年齢、アイコンの大きさでユーザー数を表現したポジショニングマップです。ユーザー数は無理でも縦横軸はわかりますので、自分がいる業界のマップも作ろうと思えば作れます。記事内にあるアプリのポジショニングと特徴を見て、自社でできることを考えましょう。

EC全般

デジタル技術で店内モニターや鏡に「レビュー」「着こなし」など表示、ジーユーの新店 | ネットショップ担当者フォーラム
https://netshop.impress.co.jp/node/4659

まさに店員いらずの仕組みです。人手不足解決も近いです。

DMCA悪用はなぜ問題なのか ? ウォンテッドリー社の悪評隠蔽事例 | web>SEO
http://webweb.jp/blog/seo/wantedly-dmca/

気になる検索結果は消せばいい。そんなことが通用するわけがないですよね。

2017年メールマーケティング運用体制データまとめ -みんなどうやってるの? | BENCHMARK
https://blog.benchmarkemail.com/jp/workflow_of_email_marketing/

きっちりスケジュールを立ててやっているのは半分程度。チェックリストまで作成しているのは2割強。

ECの消費者とのやり取りに「ショートメッセージ」が台頭、理由は「情報の届きやすさ」 | ネットショップ担当者フォーラム
https://netshop.impress.co.jp/node/4665

みんなが使うと届かないものになるかも。今がチャンス。

巨大サイトSUUMOのデータ分析ってどうやってるの?リクルート住まいカンパニーのおふたりに聞いてきた | ECzine
http://eczine.jp/article/detail/4912

データ量が大きいのは言い訳にならない時代です。分析の現場にいる人には読んでほしい記事。

Amazonの「Alexa」とMicrosoftの「Cortana」が統合 年内に会話可能に | ITmedia NEWS
http://www.itmedia.co.jp/news/articles/1708/30/news120.html

オンキヨー、Google Assistant搭載AI対応スマートスピーカを欧米で発売へ | CNET Japan
https://japan.cnet.com/article/35106574/

スマートスピーカーは勢力争いが激しいです。AmazonとGoogleの2強の動きに注目。

【2016年度】通販・EC市場は6.9兆円市場で6.6%増(JADMA調べ) | ネットショップ担当者フォーラム
https://netshop.impress.co.jp/node/4666

「直近10年の平均成長率は6.6%」。みなさんのショップの伸び率は?

今週の名言

成功までの過渡期にいるだけなのに、しびれを切らして、失敗だと言い放っているだけだと考えています。

EC部長が担当者に読んでもらいたいこと~はじめに | ネットショップ担当者フォーラム
https://netshop.impress.co.jp/node/4617

実店舗とネットの境目がどんどんなくなっているまさに過渡期。ここで試行錯誤した量が最終的な結果に表れるはず。

筆者出版情報

「未経験・低予算・独学」でホームページリニューアルから始める小さい会社のウェブマーケティング必勝法

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小さい会社のウェブマーケティング必勝法

森野誠之 著
翔泳社 刊
発売日 2021年10月15日
価格 2,200円+税

この連載の筆者 森野誠之氏の著書が翔泳社から発売されました。小さな会社の“ひとり担当者”が、未経験、低予算、独学でホームページのリニューアルからウェブマーケティングまでを成功させるための指南書です。電子版、オンデマンド印刷版ともにAmazonで発売中です!

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