スクロール360が茨城県に新物流拠点、2020年以降に物流の全国ネットワークを構築へ

新センターの延床面積は約3万平方メートル。総額60億円を投資する

渡部 和章

2018年9月4日 7:00

通販支援事業を手がけるスクロール360は8月29日、茨城県つくばみらい市内に新たな物流センターを建設すると発表した。2020年4月の稼働をめざす。

新たな物流センターの建設は、スクロールグループが掲げた物流ネットワークの全国展開をめざす中期経営計画の一環。関東圏の物流サービスを強化するとともに、将来は中部エリア(SLC浜松西、SLC浜松、SLC磐田)や関西エリア(SLC関西)の拠点とシステム連携を図り、物流コストやリードタイムの最適化を推進するという。

スクロールグループのソリューション事業セグメント重点方針
中期経営計画で発表した、スクロールグループのソリューション事業セグメント重点方針(画像はIR資料を編集部がキャプチャ)

つくばみらい市に建設する物流センターの名称は「スクロールロジスティクスセンターみらい(仮称)」。

地上5階建てで延床面積は約3万平方メートル。投資総額は建設用地や建物、物流設備などを合せて約60億円。

次のような設備と機能を予定している。

  • 保管効率を最大限に高めたストックエリア
  • 配送リードタイムを最短にするための当日入出荷クロスドックエリア
  • EC受注問合せ処理やコールセンター機能を持たせたインテリジェントエリア
  • 定量データの管理・分析、画像分析による最適導線
  • 化粧品製造、ささげ(撮影、採寸、原稿作成)機能など

スクロールは茨城県に新物流倉庫「スクロールロジスティクスセンターみらい(仮称)」を建設

「スクロールロジスティクスセンターみらい(仮称)」のイメージ

スクロール360はEC・通販のフルフィルメント・サービス・プロバイダーとして、物流、コンタクトセンター、決済サービス、システム構築などのサービスを提供している。

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