渡部 和章 2019/1/18 10:00

ファッションECサイト「ZOZOTOWN」を運営するZOZOは1月15日、ファッションコーディネートアプリ「WEAR」のビッグデータをレコメンドエンジンなどに応用する研究を、同志社大学の研究グループと共同で実施すると発表した。

共同研究を通じ、将来は「自社サービスの検索性向上」「保有データを解析することによるトレンドの発見」「より精度の高いレコメンドエンジンの開発」といったサービスの実用化を検討している。

共同研究の期間は2019年1月15日から2020年3月31日まで。研究名は「ファッションアイテム・コーディネート推薦手法の開発」。

「着用時のシルエット」と、それが人に与える印象の関係を研究し、ユーザーの好みをより正確に把握することで、精度の高いレコメンドエンジンの開発を目指すという。

また、「WEAR」に投稿されたコーディネートと、そのコーディネートにタグ付けされたファッションスタイルの関係性も研究する。

ZOZOは、ファッションコーディネートアプリ「WEAR」のビッグデータをレコメンドエンジンなどに応用する研究を、同志社大学の研究グループと共同で実施
「WEAR」は1200万人が使うファッションコーディネートアプリ

共同研究は、ZOZOグループでファッション研究を手掛けるプロジェクトチーム「ZOZO研究所(ZOZO RESEARCH)」と、同志社大学の桂井麻里衣助教の研究グループによるもの。

ZOZO研究所は、ファッションを科学的に解明することを目的としたプロジェクトチームで、2018年1月31日に設立。現在、東京と福岡に拠点を構えている。

桂井助教の研究グループは、ビッグデータを活用したデータマイニングやソーシャルネットワーク解析、マルチメディア処理などをテーマに、情報技術を研究しているという。

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