森野 誠之 2019/1/29 8:00
ネッ担まとめ

「Amazon」「小売り」「モバイル」の2019年の予測記事に注目しました。顧客との接点の活用が必須で、各接点を連結するのがモバイル。単独ではなく並べてみると全体の流れがわかってきます。

「どこかだけ」をキャッチアップすれば良い時代は終わっています

Amazonの根幹アイデアとは? 2019年に注目すべきアマゾン6つの動向 | ネットショップ担当者フォーラム
https://netshop.impress.co.jp/node/6145

2019年に小売業界で加速するトレンド予測9選 | shopify
https://www.shopify.jp/blog/retail-trends-2019

マーケターなら知っておきたい2019年モバイル市場における5つの予測 | ITmedia
http://marketing.itmedia.co.jp/mm/articles/1901/24/news010.html

まとめると、

  • Amazon……CVが低い洋服・靴のカテゴリや、販売ボリュームは少ないがCVRが高いホーム用品などのカテゴリの強化や、実店舗でのスケールなど
  • 小売り……販売員がブランドの鍵に、オムニチャネルへの細やかな対応、質の良いデータの活用などがポイント
  • モバイル……データ管理ツールが進化してノウハウのインハウス化が進む。アドフラウドとのいたちごっこが続く。リターゲティングが重要視される

間違えないでいただきたいのですが、「ネットショップ VS 実店舗」という構図はもはや存在しません。先を見越している小売関係者であれば、オンラインとオフラインの体験をいかにシームレスに展開するかを考えているはずです。

2019年に小売業界で加速するトレンド予測9選 | shopify

Amazonの実店舗強化の動き、小売りでのオムニチャネル、これに加えてモバイルのさらなる進化。ネットショップと店舗を連結するのがモバイルということですね。バラバラに見えるようですべての動きがつながっています。幅広いジャンルのニュースを見るようしないといけません。

成功の秘訣は「目先のCPAを見ない」ことでした

「ボタニスト」はなぜヒットしたのか? ネット発からオフライン進出までの戦略をI-neの責任者が語る | ネットショップ担当者フォーラム
https://netshop.impress.co.jp/node/5936

EC化率43%のナノ・ユニバースが、今「リアル店舗」を重視する理由 | MarkeZine
https://markezine.jp/article/detail/30103

まとめると、

  • ボタニストは販売実績を作るをために楽天市場での実績作りから始め、知り合いのスタイリストやモデルに商品を手渡すなど、地道な取り組みを続けた
  • 実店舗への展開は、ブランディングコントロールがしやすい小売店への卸販売(卸業者への卸)から始めた
  • ナノ・ユニバースは、店舗とECの両方で購入体験をしてもらう「クロスユース」を増やしていき、起点は店舗を考えている

Facebook、Twitter、キュレーションメディアなど一通り出稿した。出稿判断は、他社があまりやっていないことと、そのメディアを通じて誰に情報を届けたいのかということ。CPAだけで判断はしないようにした。

I-ne 取締役販売本部本部長 伊藤翔哉氏

目先の売上だけを見てしまうと、こういった施策は出てこないですよね。何事も短期で判断する傾向がありますが、だからこそ他社がやっていない長期目線での施策が効果を出すのではないのでしょうか? ナノ・ユニバースさんもECの先を見ていて、店舗というものの重要性を認識していますよね。ネッ担の皆さんもちょっとだけ先を見る努力を。

配送力のあるショップだけが生き残ります

アパレル販売のTSIホールディングスがロボットを活用した物流業務をスタート、アッカなどと提携 | ネットショップ担当者フォーラム
https://netshop.impress.co.jp/node/6148

米国で参入相次ぐ「宅配ロボ」、アマゾンも実験開始 | ASCII.jp
http://ascii.jp/elem/000/001/803/1803146/?rss

楽天の総合物流サービス「楽天スーパーロジスティクス」で新センター2拠点(流山・枚方)が稼働 | ネットショップ担当者フォーラム
https://netshop.impress.co.jp/node/6131

まとめると、

  • TSIホールディングスは「ローズパッド」の物流にロボットを活用する取り組みを開始
  • Amazonは「アマゾン・スカウト(Amazon Scout)」と呼ばれる機械を使った配送に取り組む
  • 楽天は「楽天スーパーロジスティクス」の物流拠点を4拠点体制に拡充

この動きは要注意です。ECでは商品力があるのは当たり前で、配送力を持っていないと勝ち残れない時代です。配送力を持てるところは無人化に注力して、無理な場合はモールの配送力を借りる。配送力強化のために何をするのかを考えておきましょう。

EC全般

荷物の包装はもういらない。1,000回使えるスマート郵送ボックスが登場 | IDEAS FOR GOOD
https://ideasforgood.jp/2019/01/22/livingpackets-the-box/

配送するのに必要なのは梱包。これを削減できるエコな郵送ボックスです。

ECをよくして」と言われたら EC担当者の育てかたと自ら"育つ"ために必要なこと | ECzine
https://eczine.jp/article/detail/6321

もはやECを超えた話。ビジネス全般に役立つ記事です。

コメ兵の石原社長「AI鑑定、春から大型店で」 | 日本経済新聞
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO40335040S9A120C1L91000/

店舗で行うということはその先にはスマホ……という流れもあるのでしょうか?

KDDIから「Wowma!」にやって来たau「三太郎シリーズ」名付親の矢野副社長に聞く「これからのWowma!」 | ネットショップ担当者フォーラム
https://netshop.impress.co.jp/node/6133

auユーザーですが、スマートパスとかいろんなサービスがありすぎて混乱しているのが現状です。ここがすっきりしたらもっと使うんでしょうけどね。

ZOZOから撤退! 「ミキハウス」社長が週刊新潮に語った“さすがにアカンわ” | デイリー新潮
https://www.dailyshincho.jp/article/2019/01240631/

ゾゾタウンから有名アパレルが一斉に逃げ出す兆候…ゾゾに出品する必要性低下か | ビジネスジャーナル
https://biz-journal.jp/2019/01/post_26315.html

年明けからZOZO離れの記事がたくさん出てきています。ブランド側からすれば売りたい方法で売れてくれればいいので、良い選択肢があればそちらに流れますよね。

アーバンリサーチ 今春に自社ECをモール化、実店舗との在庫一元化も | 通販新聞社
https://www.tsuhanshimbun.com/products/article_detail.php?product_id=4488

こちらはZOZOと逆の流れなのでどこが出店するかが気になりますよね。

しまむらってこのままでいいの -- 顧客も現場も見えていない | 商業界オンライン
http://shogyokai.jp/articles/-/1404

これは実際に店舗に行ってみて私も感じました。服選びが楽しくないお店は足が遠のきますよね。

薬機法違反の表現を自動解析、広告表現サポート「ヤックル」開始 | 通販通信
https://www.tsuhannews.jp/61403

チェックして修正するだけも面倒な作業なので、自動化するメリットは大。

「PayPay」が3Dセキュアに対応、クレジットカード利用額は上限25万円に | BCN+R
https://www.bcnretail.com/news/detail/20190121_101880.html

これは最初にやってほしかった……と思いつつも、100億円に踊らされて使ってしまったのも事実。

今週の名言

別に「ARIGATO」キャンペーン自体は、何の問題もないと思うで。賛成してるブランドもあるやろうし。ただ、ウチとしてはブランドイメージが下がるから、ああいうキャンペーンには参加したくないってことだけやな。

─ミキハウスグループ社長 木村皓一氏

ZOZOから撤退! 「ミキハウス」社長が週刊新潮に語った“さすがにアカンわ” | デイリー新潮
https://www.dailyshincho.jp/article/2019/01240631/

EC全般でもピックアップした記事から。「ZOZO離れ」という言葉だけに踊らされると本質を見失ってしまいます。くれぐれも踊らされないように……。

筆者出版情報

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