川連 一豊 2019/9/1 8:00

NYのNIKEとハドソンヤードにも行ってきました

いろんな方から「最近のニューヨークは見ておいたほうが良い」と言われ、IRCE@Retail-Xに参加する前にニューヨークにも弾丸で行ってきました。ニューヨークのNIKEや最新ショッピングセンター「ハドソンヤード」は、まさしくメディア化と言っていいスポットです。そういう意味で、ニューヨークの視察とシカゴのカンファレンスはすごくつながった感じを受けました。

ニューヨーク

ニューヨークにオープンしたNIKEの新しい旗艦店は、1階のエントランスも地下1階の倉庫もメディア化をねらった感じに作られています。スタッフは呼ばない限り近寄りもしません。

ナイキ店内
地上5階、地下1階のビルすべてNIKE

各階ともアプリで情報を得たりフィッティングサービスを受けたりできます。商品はアプリで購入してピッキング場所で受け取ります。もちろん配送してもらうことも可能。

ナイキ店内
NIKEビル地下1階にある「スニーカーバー」。在庫ですらショールームのようにかっこいい!

レジで並ぶことなく、ビルのどこででも買えるのでとても便利です。POSレジは1台だけ設置されていて、アプリを使わない人も購入できるようになっています。

ナイキ店内
NIKEの歴史や靴のパーツ、デザイン図、設計図などもストーリーを語るように展示されていました

一方、「ハドソンヤード」は2019年春にできたばかりのショッピングセンター。

ハドソンヤード
日曜日ということもあり、たくさんの人が来ていました
ハドソンヤードのベッセル
「ベッセル」と呼ばれているハドソンヤードのオブジェ(正式名称はまだ決まっていない)。予約すれば登れます

米国では日本と違って基本的に店頭も店内も撮影OKですが、NIKEにもハドソンヤードにもフォトスポットがたくさんあり、撮影してInstagramに投稿したくなるように作られています。

ハドソンヤードフォトスポット
こんな感じでショッピングセンター内(店内にもある)にインスタ映えするフォトスポットがたくさんある

日本でもインスタ映えをねらった店舗作りも多くなっていますが、「メディア化」を最大限に考えてお客様のタッチポイントを見直す必要があると思います。そして、拡散してくれたユーザーの情報もデータ化してパーソナライズ化、インディビジュアル化を進めていくというのが、今後の大きなテーマかと思います。

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