森野 誠之 2020/9/1 8:00
ネッ担まとめ

コロナ禍で全体的伸びたECですが、個人間のサービスも急成長しているようです。個人で月商600万とは驚きです。

専門性のある個人はどんどん稼げる時代です

認知度より「専門性」に課金される。月600万円を売り上げる個人も登場「MOSH」創業者が語る、マネタイズできる個人の条件 | アプリマーケティング研究所 | note
https://note.com/marketing/n/n8d00a2f9dea3

まとめると、

  • 「MOSH」はネットでオンラインレッスンなどを提供できるプラットフォームで、主に個人やスモールチームで使われている。登録事業者数は1万人。今年に入って予約取引件数が約10倍になっている
  • 認知度の高さよりも大事なのは「専門性」で、普通のフィットネスより「美尻の専門家」のようなより専門性の高い人が人気
  • 週1回のオンラインレッスンを提供しているボディワーカーは、月額13,000円のサービスに500名の会員がいる。オンラインレッスンのため海外や全国にサービス提供でき、月600万円の売上
「MOSH」の流通総額(2018年3月〜2020年5月)前月比で198%増
「MOSH」の流通総額
https://note.com/marketing/n/n8d00a2f9dea3より編集部でキャプチャ

「MOSH」が既存の仕組みと違うのは、予約管理とかZoom連携の機能が最初から提供されていて、サービスに特化している点です。そんな便利さから個人に人気がありユーザーが増えているようです。

事例にあるオンラインフィットネスは企業が提供するものだとどうしても一般的な内容になってしまいますが、個人であればどこかに特化したものを提供できますので隙間がありますよね。さらに個人であれば顧客数はそんなに多くなくてもいいので、営業費用も抑えられます。何かしら特技があればチャレンジしてみては?

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アマゾンフレッシュ=食品スーパー+アマゾン・ダッシュカート+荷物の受取&返品拠点

【アマゾン】、ついに食品スーパー「アマゾンフレッシュ(Amazon Fresh)」が一般公開! | 激しくウォルマートなアメリカ小売業ブログ
http://blog.livedoor.jp/usretail/archives/52099453.html

まとめると、

  • アマゾンはロサンゼルス郊外に食品スーパー「アマゾン・フレッシュ」をオープンした。一般的なレジもあるが、「アマゾン・ダッシュカート」(複数のカメラや重量センサー、タッチスクリーンなどを搭載したスマートショッピングカート)も導入されている
  • ダッシュカートとスマートフォンが同期することで、アレクサのショッピングリスト(買い物メモ)がスクリーンに映し出され、買い物に利用可能
  • アマゾンでの注文商品を店内の受付カウンターで受け取ることもできる。返品コーナーも兼ねており、ダンボールで梱包されていなくても返品可能
Amazon FreshのPR動画

日本ではあまり話題になっていないアマゾンフレッシュがすごいです。何がすごいかというと、①食品スーパーで、②レジもあってアマゾン・ダッシュカートもあり、③アマゾンで買ったものの受け取りと返品ができるということです。Amazonユーザーにとっては便利でしかないのでここで買うようになりますよね。食品以外でも日用品や衣料の店舗も出てくることも考えられるので、他のリアル店舗にとっては脅威です。

バナーはクリックしてもらうものではなくスムーズに進んでもらうための動線

大切なのは感情 “良い”広告クリエイティブから考える、デザイナーがマーケティングの感覚を掴む方法 | CreatorZine
https://creatorzine.jp/article/detail/1277

まとめると、

  • 制作工数を増やしてデザインの質を上げても売上が伸びるとは限らないので、目標値から逆算して必要な施策とそれに伴う制作物を提案するようにした
  • 「良い」バナーであればCTRも上がり、訴求したいターゲットに近い購入者が増える。「広告が嫌われている」というのは、CTRの低さを正当化するためであるケースが多い
  • 商品やサービスを長く使いたいと感じてもらう入り口として、バナーやLPが機能していなければ、売上を伸ばせたとしても、その後の利益につながらない

マーケティングにおける“良い”広告やバナーとはいったい何か。そんな疑問が浮かんだ人もいるかもしれない。川端さんはどう定義しているのか尋ねると、「買っていただいたお客さまに、思っていたとおりの商品だと思ってもらえる購入動線であること」と即座に答えが返ってきた。

良いバナーとなるとCTRが高いものと思いがちですが、お客さんがスムーズに進んでもらうための動線だということなんですね。どれだけクリックされても買ってもらえなければ意味がないですし、買ってもらえたとして満足してもらえなければ意味がないです。バナーという部分だけにフォーカスせず、全体の数字で見ていきたいですね。

EC全般

デジタル接客で「店舗とECの壁」は崩せるのか プロに聞く!販売員に活躍してもらうためのコツ | ECzine
https://eczine.jp/article/detail/8120

「購入前提で設計し過ぎる」というのはグサッと来ました。確かに実店舗なら見に行くだけの時もありますよね。

Q. コロナ禍で日米のECビジネスの売上はどの程度押し上げられる?| Yahoo!ニュース(シバタナオキ)
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「もうさばき切れない」アクセスが激増したECプラットフォームにおける負荷対策 | BASE開発チームブログ
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冒頭で取り上げたMOSHも、最初はInstagramでDMを送ってここまで拡大しています。いきなり急拡大を目指さないことですね。

筆者出版情報

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