ネットショップってなぜか感情が伝わります。ストレスなく使えるカートで楽しく運営することが売れるポイントです。売れないときはストレスを感じるところからつぶしていきましょう。

楽しいという感情が伝わると買ってもらえるようになります。

おまかせセットは楽しい | NZワインラバーズ
https://nz-land.com/blog/33206

個性が楽しめるのは2,500円以上、ぐんと面白くなるのは3,500円以上、みたいなイメージなので、やっぱりそれくらいのワインって、ひとつひとつ解説を見ながら、自分で納得したものだけをカートに入れたいんじゃないかな、と。

しかし、共同代表の佐藤さん曰く、「それはワインの知識がある人の考えですよ。知識がそれほどない、もしくは知識があっても専門家に選んで欲しいっていう人は多いはずです」とのこと。

むむ。そうか。

じゃあ、「白多め」とか「泡いらない」とか、ちょっとした趣向を選んで頂いた上で、あとはおまかせっていう商品をつくってみよう、となって「ソムリエおまかせセット」をつくってみました。

で、結果、完全に佐藤さんが正解でした。

こちらの記事で紹介したボクモワインさん。「ソムリエおまかせセット」が人気なようです。私のようなワイン素人がからすると、値段が高い方が美味しいだろうという程度の感覚なので、そりゃおまかせセットが売れるだろうと思うわけなんです。日本酒なら多少は知識があるのですが、居酒屋で頼むことが多いのは「お試しセット」的な複数の銘柄が飲めるものです。酒飲みはよほどのこだわりがない限りは「うまい酒、飲んだことがない酒」が飲みたいだけですからねぇ(笑)。

ネットショップの場合、ここがわからなくて変に専門的になって売れないことが多いです。売る側はこだわって仕入れているし、知識もあるからその感覚で売ろうとしてしまうことが多く、結果的にわかりづらいものになってしまうんですよね。

もちろん、専門性を高めて狭い範囲で商売する方法もありなので、売上をどれだけ作りたいのか、誰に売りたいのか、広めたいのか狭めたいのかといったお店の方針によって、売り方も決まります。「広く知ってほしいけど素人お断り」みたいな矛盾した方針は取らないようにしましょう。

ボクモワインでご注文いただけること自体が嬉しいのですが、輪をかけて嬉しいのは、ボクモワインの業務の中で、この「ソムリエおまかせセット」を組んでいる時間がいちばん好きだからです。

選ぶ時間、とてもわくわくするのです。

まず、オーダーが入ると、お名前とご購入履歴をチェックします。もし過去にご購入いただいている場合は、その銘柄をすべてメモします。

そして、今回のご要望を見ます。

「ピノ・ノワールを1本入れてください。」「はーい、合点承知!」

「シャルドネは苦手です。」「わかりましたー、外しますね!」

「カツオにあうワイン、入れてください。」「OKです、ここは赤ワインでいきましょう」

勝手に脳内で会話しながら、ひとつひとつ選んでいきます。

方針が決まればあとはそれをどう展開するか。ボクモワインさんの場合はソムリエの岩須さんが引用文にあるように楽しんで選んでいるようです。ここまで考えて選んでくれていることがわかると買うほうもうれしいですよね! こんな感じで選びましたというカードとか入っていたらまさにお店感覚で最高です。

「楽しむ」というのはネットショップではものすごく大切です。なぜか感情ってショップから伝わってしまうんですよね。作業的な文章や苦しそうな文章、つまらなさそうな感情、客を見下したような感情、などなど。これが伝わってしまったらもうおしまいです。二度とショップには来てくれません。

この「楽しむ」という感情、商品ページに反映させるのが難しかったり、デザインが決まらなかったりするだけで消えてしまいます。商品を選ぶのは楽しいんだけどページに反映させるのはな~となったらつまらないものになって売れなくなってしまいます。

ソムリエ岩須のニュージーランドワインおまかせセット | ボクモワイン
https://wine.bokumo.jp/pages/omakase220313

おまかせセットのページを見てわかるようにとても分かりやすくて見やすいですし、商品を選ぶ時もお好みを選択できるなど頼む側にやさしくなっていますよね。ソムリエの岩須さんの脳内接客を反映させたかのようです。

このページはShopifyの「GemPages Powerful Page Builder 」というアプリを使って作成されています。ノーコードでページが作成できるので、HTMLの知識などがなくても簡単にページが作れてしまいます。ここのストレスがないので使いやすくて楽しそうなページになっているんでしょうね。

カート選ぶときは料金や機能もありますが、自分たちがストレスなく使えるということも条件の1つに入れておきましょう。使いやすければ多少見栄えが悪くてもその感情が伝わって買ってもらえるはずですよ。

今週の要チェック記事

「TikTok売れ」に法則はあるのか? | TikTok for Business
https://tiktok-for-business.co.jp/archives/11488/

「ユーザーの大幅な増加、動画ジャンルの幅の広がり、企業様の広告動画の多様化」の3点だそうです。

【新聞の折込チラシに関する調査】新聞購読者のうち、折込チラシを見る人は9割弱。「ほぼ毎日見る」が6割強。折込チラシがきっかけでお店に行った人はチラシ閲覧者の7割強 | コマースピック
https://www.commercepick.com/archives/19375

新聞の購読数自体は減ってますが、購読者には広告が効くようですね。

ヤフーが始める「優良配送」対応商品の優先表示とは?「PayPayモール」「Yahoo!ショッピング」の検索結果、レコメンド枠で実施 | ネットショップ担当者フォーラム
https://netshop.impress.co.jp/node/9885

「優良配送」対応商品が検索結果の上位に表示されるそうです。

ネットショップ担当者の人材育成について考える | ECMJ
https://www.ecmj.co.jp/no2035/

「スキルは後からつける。必要に迫られてからつける」。こうやって育ったネッ担の人も多いはず。

悪質な「お試し商法」規制強化 新たな取消権も! | NHK解説委員室
https://www.nhk.or.jp/kaisetsu-blog/700/469767.html

まずは購入前にしっかりと確認すること。甘い言葉には注意です。

なぜ? 身に覚えのない「請求書」が連日届く…後払いシステム悪用か | 弁護士ドットコム
https://www.bengo4.com/c_18/n_14583/

後払いの請求先に自分の住所が使われてしまうことがあるようです。請求内容はよく確認しましょう。

ECメタバース「メタストア」、招待制βプログラム開始 テスト期間中は無料で利用可能 | ECzine
https://eczine.jp/news/detail/11485

さっぱりわからないものなので「とりあえずやってみる」もありだと思います。

今週の名言

「落ち込む」ってナニ? 不死身の男・仁井谷正充という生き方 | ニュー アキンド センター
https://new.akind.center/puyopuyo_niitani/

基本はパクリ、でもそのままでは本家に負ける。面白いゲームの要素を全部集めて、スタッフ全員でアイデアを出し合って、一番尖って面白いアイデア加えてみると、それがオリジナルになるんです。

施策で悩んだらまず真似してみる。それをオリジナルと言えるようになるまで自分たちで磨き上げる。そうするとどんどんアイデアが出てくるようになる。ということですね。

筆者出版情報

「未経験・低予算・独学」でホームページリニューアルから始める小さい会社のウェブマーケティング必勝法

「未経験・低予算・独学」でホームページリニューアルから始める
小さい会社のウェブマーケティング必勝法

森野誠之 著
翔泳社 刊
発売日 2021年10月15日
価格 2,200円+税

この連載の筆者 森野誠之氏の著書が翔泳社から発売されました。小さな会社の“ひとり担当者”が、未経験、低予算、独学でホームページのリニューアルからウェブマーケティングまでを成功させるための指南書です。電子版、オンデマンド印刷版ともにAmazonで発売中です!

この本をAmazonで購入
この記事が役に立ったらシェア!
これは広告です

森野 誠之

運営堂

運営堂代表。Web制作の営業など数社を経て2006年に独立後、名古屋を中心に地方のWeb運用を支援する業務に取り組む。現在はGoogleアナリティクスなどのアクセス解析を活用したサイト・広告改善支援を中心にWeb制作会社と提携し、分析から制作まで一貫してのサービスも開始。豊富な社会・業務経験と、独立系コンサルタントのポジションを活かしてWeb制作や広告にこだわらず、柔軟で客観的な改善提案を行っている。理系思考&辛口の姿勢とは裏腹に皿洗いを趣味にする二児のパパ。

記事カテゴリー: 
記事種別: 

ネットショップ担当者フォーラムを応援して支えてくださっている企業さま [各サービス/製品の紹介はこちらから]

[ゴールドスポンサー]
ecbeing.
[スポンサー]