【シニアのEC利用率】高齢世帯は2割超。65~74歳は約4割、75歳以上は25%
新型コロナウイルス感染症の感染拡大が始まった2020年に大きくネットショッピングの利用率が上昇。高齢者が世帯主の世帯では、2021年以降も利用率は上昇を続けている
消費者庁が公表した「消費者意識基本調査」(2022年度)によると、高齢者が世帯主の世帯で、ネットショッピングの利用率が増加していることがわかった。
総務省の「家計消費状況調査」(2人以上の世帯)から算出したネットショッピング利用世帯の割合(世帯主年齢層別)を見てみると、2018~2022年までの5年間で65歳から74歳の世帯は25.8%から39.9%に、75歳以上は14.9%から25.6%にそれぞれ増加した。全体は39.2%から52.7%に増加している。
「普段、パソコンやスマートフォン等でインターネットをどの程度利用しているか」を聞いた調査では、65歳から74歳まででは「利用している」(ほとんど毎日利用している、毎日ではないが定期的に利用している、時々利用しているの合計)と回答した割合は約6割、75歳以上では約3割だった。
インターネット利用者に「利用しているもの」を聞いたところ、「商品・サービスの予約や購入」が65-74歳で53.2%、75歳以上で44.9%だった。全体では74.6%。
「オークションやフリマサイトでの購入、売却」は全体が22.7%。65-74歳で9.9%、75歳以上で4.9%。
なお、最も高い利用率は「情報収集(検索、閲覧)」。65歳から74歳までが89.3%、75歳以上が84.3%。
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