「@コスメ」でEC事業者も情報発信できる、アイスタイルのプラットフォーム構想
ネットショップなど美容関連商品を販売する事業者の販促を支援
アイスタイルは2016年春にも、「@cosme」上でEC企業などが情報発信できる仕組みを導入する。20~30代女性を中心に月間1200万人が利用する「@cosme」を販促ツールとして提供。ネットショップなど美容関連商品を販売する事業者の販促を支援する。
11月17日に開いた「アイスタイルカンファレンス」で明らかにした。
アイスタイルはクチコミなどの「@cosme」や「@beautist」、サロン情報などの「iSPOT」、ECサイトの「cosme.com」などを「@cosme」に統合。データベース・ID・ポイントの3つを集約し、「ビューティープラットフォーム」として展開する方針を掲げている。
ネットショップなどが「@cosme」上で情報発信できるようにするのは、「ビューティープラットフォーム」構想の一環。
「@cosme」では従来、消費者がクチコミを投稿できたが、これを事業者に開放する。ブランドとサロン向けに展開している「BID」(アイスタイルが作った言葉、ビューティーIDの略)を、2016年内にショップや専門家などに提供。現在付与している6000BIDを、2018年内に6万BIDまで広げる。
BIDの付与を受けたネットショップなどは、「@cosme」内で利用者に向けて情報発信できるようになるのが最大のメリット。業務管理機能も搭載する予定。アイスタイルはこの仕組みを整えることで、「BtoB」向けの課金領域に事業進出する。
ネットショップ向けなどの利用料金は今後設定する方針。現在ブランドなどに付与しているプランでは、メーカー向けが月額8万円、サロン向けが同1万2000円となっている。
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