【シニアのEC利用】8割以上が5年前からネット通販を利用、理由は「価格が比較しやすい」
シニアの8割以上が5年以上前からネットショッピングを利用しており、1年以内に利用した人は少数。ネットショッピングを利用する理由をたずねたところ、「価格の比較などがしやすいから」が各年代・性別において過半数を超えた。「欲しいと思ったらすぐに購入できるから」「ポイントが貯まりやすくお得だから」と続いている
マーケティングリサーチ会社のアスマーク(旧マーシュ)は11月11日、「プレシニア・シニアのネットショッピングに関する実態調査」の結果を発表した。それによると、シニアの8割以上が5年以上前からネットショッピングを利用しており、1年以内に利用した人は少数にとどまった。
ネットショッピングを利用する理由をたずねたところ、「価格の比較などがしやすいから」が各年代・性別において過半数を超えた。「欲しいと思ったらすぐに購入できるから」「ポイントが貯まりやすくお得だから」と続いている。
今後のネットショッピングの利用意向を聞いた結果、男性シニアにおいては各世代とも「増えると思う」「やや増えると思う」との回答者が合わせて50%超。これに対し、女性シニアは「70~79歳の女性」で58%が「増える」と予想しているが、他の年代では「増える」が50%を下回っている。
今後の利用意識がある理由としては具体的に、次のような声があがっている。
- 飲料や酒類など重たいものを持って帰るのがつらくなってきた(女性60~64歳)
- 実店舗より安いし、品ぞろえが豊富だから(女性60~64歳)
- お店では店員の商品知識がない。ネットではレビューで評判が分かるのと商品を教えてもらえる(男性70~79歳)
日本は現在、65歳以上が4人に1人を占め、2040年には3人に1人という超高齢化社会。そのため、シニアの消費に対する注目度が高まっている。アスマークは、高齢者のIT利用率も増加し、「ネット=若者のもの」というイメージは過去のものとなったとしている。
アスマークは、プレシニア・シニアのネットショッピングの利用状況や意識を把握し、その現状と今後の展望を考察するため、調査を実施した。
調査概要
- 調査名:プレシニア(55~64歳)、シニア(65~79歳)のネットショッピングに関する実態調査
- 調査対象者:全国/55~79歳男女/直近1年以内にインターネットで商品を購入した人
- 有効回答数:800ss
- 調査期間:2019年10月18日(金)~2019年10月21日(月)
- 調査方法:インターネット調査
- 調査機関:アスマーク(旧株式会社マーシュ)
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