森野 誠之 2020/10/6 8:00
ネッ担まとめ

Shopifyを利用する事業者の2020年1Q売上高はグローバルで46%増、日本ではなんと242%増。となれば日本向けの開発が進みますよね。

日本に手厚いShopify。この流れを逃さずに

「Shopify」のEC連携POS機能、「BASE」からの移行ツール、JCB・PayPay決済など新サービスまとめ | ネットショップ担当者フォーラム
https://netshop.impress.co.jp/node/8056

まとめると、

  • Shopify Japanが実店舗とECサイトの在庫や売上を一元管理できるPOS機能、決済サービスの拡充、「BASE」からの移行ツール、フリーランス向けの教育プログラムなど、日本市場向けの新サービスを発表した
  • 2020年上半期の新規ストア開設数は前年同期比175%増。「Shopify」を利用する事業者の2020年第1四半期の売上高は前年同期比242%増
  • 実店舗を所有する「Shopify POS」利用事業者は、Lunaris社が開発したPOS連携ポイントアプリ「EasyPoints」を利用することで、オフラインとオンラインのポイントを統合できる

これまでにも増して小売り事業者はデジタル化、オンラインとオフラインの統合の必要性に迫られているが、まさに「Shopify POS」がそれを可能にしていく。日本事業者のためにカスタマイズした。
─Shopify日本カントリー・マネージャー Mark Wang氏

実店舗とのポイント連携ができる「Shopify POS」はかなり強力です。やったことがある人はわかると思いますが、スタンプカードなどと統合するのはとても難しいので、専用アプリがあるのはとても助かりますよね。これ以外でもJCBのカードが使えたり、専門家を増やすプログラムを提供するなど至れり尽くせり。これを機にShopifyを使って見るのも良いと思います。

しかし、月の売り上げが12万円を超えると「Shopify」がもっともコストを抑えられるということで、BASEからの移行ツールを作ってしまうところがすごいというか怖いというか……。

Google Merchant Centerは必須だけど、無料となればやるしかない

【速報】Google ショッピングタブへの商品掲載が2020年10月中に一部無料に | Feedmatic Blog
https://blog.feedmatic.net/free-product-listings-on-google/

まとめると、

  • Googleの無料商品掲載プログラムである「Google に掲載」で、「ショッピング」タブが一部無料掲載可能に。今後「画像」検索や「すべて」の検索結果などでも無料の商品掲載ができるようになる予定
  • すでに公開されている米国では、クリック数、インプレッション数ともに大幅に増加するなどの効果をあげており、あらゆる規模の小売業者、特に中小事業者において、トラフィックが増加している
  • ショッピングタブを含む「Google に掲載」はすべて無料でやらない理由はない施だが、「Google Merchant Center」の使用が必須

Googleショッピング広告は、引き続き「すべて」のタブなど、検索結果上の主要なページの上部等に表示され、大きな影響力を持ち続けることが予想されます

今後は、Google検索結果の無料枠と有料枠を必要に応じて使い分け、

・無料枠には全ての商品を掲載するが、有料枠には主力商品のみを掲載する
・繁忙期には広告配信を行うが、閑散期には無料掲載のみを使用する

等、ますます戦略的に活用していくことが重要になってくるでしょう。

これは絶対にやっておくべき施策です。なんと言っても無料で検索結果に掲載できますからね。「Google Merchant Center」に登録するには商品フィードが必要になってきますが、一般的なカートのASPであれば対応しているはずです。また、今までGoogleショッピング広告を出していた人であっても、目的によって出し分けないといけないので見直しが必要になってきます。いずれにせよ早めに対応を。

関連記事

買いたいのは新古品、売りたいのは中古品

「2020年度フリマアプリ利用者と非利用者の消費行動」に関する意識調査を発表 | メルカリ
https://about.mercari.com/press/news/articles/20200928_consumersurvey/

まとめると、

  • 商品を購入する際に重視することで昨年調査から増加したのは、1位「買い物しやすい場所であること」(+20.4ポイント)、2位「接客態度」(+14.0ポイント)、3位「新品であること」(+12.1ポイント)
  • 自分が良いと思うものを買う意向は昨年調査から9.8ポイント増加。良質なものだけを持ちたいという意向は昨年調査から8.8ポイント増加
  • フリマアプリの利用用途は71.9%が「新古品の購入で利用したい」。67.8%が「中古品の販売で利用したい」

フリマアプリで良いものを手に入れたいと考えている人が多くなっているようです。その一方でモノは減らしたいとも考えているので不要品は売る。こうして買い物を繰り返しながら、自分の気に入ったものに囲まれた生活を作り上げたい人が増えているようです。コロナの影響で消費行動に変化が出てきていますので、売り方も工夫していかないといけません。

EC全般

「楽天ポイント」の累計発行ポイント数が2兆ポイントを突破 キャッシュレスがポイント経済圏拡大を加速 | ECzine
https://eczine.jp/news/detail/8347

ポイントを使った投資信託が増えているとのこと。ポイントは運用する時代ですね。

EC先進国・米国の最新事情に学ぶWithコロナ時代の成長戦略。キーワードは「非接触」「コンタクトレス」「オンライン拡張」 | ネットショップ担当者フォーラム
https://netshop.impress.co.jp/node/8037

非接触はどんどん増えてくるはずなので必然的にオンラインが伸びてきますね。

しまむらのネット通販「しまむらオンラインストア」の戦略&サービス内容&EC化率5%めざす計画まとめ | ネットショップ担当者フォーラム
https://netshop.impress.co.jp/node/8058

上記をそのまま実現していこうとしているのがしまむら。

「WEAR」にAI活用した新機能 コーディネート画像から容易に商品検索可能な「類似アイテム検索」開始 | ECzine
https://eczine.jp/news/detail/8356

unisizeとRtoasterが連携し、アパレルECのサイズやレコメンド等の課題解決に向け、新ソリューションを共同開発 | eコマースコンバージョンラボ
https://ecclab.empowershop.co.jp/archives/67444

自宅で試着できる子ども服EC「KAITAS」、会員数が1カ月で5000人突破 潜在ニーズ開拓に手応え | 日本ネット経済新聞
https://netkeizai.com/articles/detail/1918

服の売り方の工夫をまとめて。欲しいものが見つかる、サイズを教えてくれる、合うものだけ着る。

売れる店名のつけ方:ネーミング9つのポイント。おしゃれなショップ名にご注意を! | futureshop
https://www.future-shop.jp/magazine/startup-ec-naming

読めない、書けない、覚えられない。この3つはかなりのダメージです。

【やらせレビューの闇】 アマゾンで競合商品に☆1つ 福岡簡裁が罰金命令も、被害止まず | 日本ネット経済新聞
https://netkeizai.com/articles/detail/1947

「地球上で最もお客様を大切にする企業であること」を目指すなら対策すべきでは?

今週の名言

みんなが知っているから話題になる。誰も知らない作品だったら喜ばないし、誰も使わない
─スタジオジブリ プロデューサー 鈴木敏夫氏

スタジオジブリ作品、場面写真の提供開始の裏に「消える」危機感 | ORICON NEWS
https://www.oricon.co.jp/news/2172497/full/

これは商品に関しても同じですね。フリマアプリなどで二次流通があるから広がっていく商品もあるはず。

筆者出版情報

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