大手モールで売上を伸ばす方法はズバリこれ! 競合店データ、トレンド、売れ筋などを可視化してECデータを運営に生かすべし
大手ECモールにおける商品軸の事象(トレンド、各店舗における販売価格、販促など)、店舗軸の事象(競合店の売上状況、展開広告など)が可視化できれば、経営者や店長の“経験”“勘”ではなく、数字の裏付けや根拠に基づいた戦略、施策を打つことができるようになります。そんなECモール店のデータドリブン運営を支援するのが「Nint ECommerce」(提供はNint)。ECモール内の競合店の売上状況、売れ筋商品などさまざまな指標を分析できる「Nint ECommerce」の特徴、実現できることなどを取材しました。導入企業以外では滅多に見ることができないユーザー画面で確認できる各種データも掲載しています!
コロナ禍で利用者が増える大手モール攻略を支援する「Nint ECommerce」とは
楽天の2020年度(2020年1~12月期)国内EC流通総額は前期比19.9%増の4兆4510億円、「楽天市場」単体でも流通総額は3兆円を超えました。アマゾン日本事業の2020年(2020年1~12月)売上高は円ベースで2兆1893億2700万円(2020年の平均為替レートを1ドル=107円で換算)、円ベースでの伸び率は前期比25.5%増です。ヤフーなど傘下に抱えるZホールディングスが発表した2020年4-12月期(第3四半期累計)連結決算によると、ショッピング事業の取扱高は前年同期比54.0%増の1兆943億円。リユース事業などを含めたeコマース取扱高は同28.3%増の2兆4104億円となりました。
大手モールの流通総額、売上高はスゴイ伸びで、大手モールで買い物する消費者が大きく増えたと考えられます。中小企業はもちろん、大手流通企業、そしてメーカーにとってもモールでの販売は必要不可欠な販路となっていますね。大手モールの競合店・競合商品の動向や売れ筋ジャンル、人気価格帯、効果の高い広告クリエイティブなど、さまざまな指標からECモールの販売データを統計・集計・分析する「Nint ECommerce」のニーズは高まっているのではないでしょうか?
Nintの事業責任者・西尾宗哲氏;はい、コロナ前よりもお問い合わせは増えていますね。「Nint ECommerce」は、モール出店型や自社EC型のEC事業者、EC運営をしていないメーカー、小売業など1,000社以上の幅広い事業者が利用しています。導入企業は、競合店の動向や売れ筋ジャンル、人気価格帯、効果の高い広告クリエイティブなど、さまざまな指標から販売データを統計・集計。ネットショップを運営している企業であれば店舗運営に活用し、メーカーであれば新たな販路の開拓や自社製品の販売状況などを確認するために使用しています。
「Nint ECommerce」の導入メリットは、
- 市場・商品のポテンシャルがわかる(モール内でのトレンド商品の販売実績を可視化)
- 競合他社の売上&動向を可視化(競合他社のラインナップや販売状況を可視化)
- 広告出稿の無駄打ちを減らすことができる(競合他社の広告出稿状況を可視化)
「楽天市場」「Yahoo!ショッピング」「Amazon.co.jp」から統計・集計したデータによって、「業種分析」(各ジャンルの市場規模や売れ筋商品のトレンドを分析)、「ショップ分析」(競合店の売上や人気商品を月別日別に分析)、「商品分析」(指定した条件にマッチする注目商品の売上動向を分析)、「広告分析」(競合店のモール内広告展開について分析)などができます。※広告分析はAmazon版以外
詳しくはこちらから確認できます! ▷ Nint Ecommerce
大手ECモールでの販売状況、競合店の売上状況などが丸裸にできちゃうんですね。導入企業はどんな課題を抱えていて、どのようにその課題を解決しているんですか?
大手モールのデータを集計していますので、競合のデータや最新のトレンドなどを把握し、サイト運営や商品戦略などに生かしています。たとえば、
● 大手モールに出店している場合
「出店ジャンルで商品ラインナップを拡大していきたいけどどんな商品が売れているのかわからない」
→「Nint ECommerce」で人気商品や市場を可視化。売れ筋商品を把握することで、出店ジャンルの商品ラインナップを拡大するなど事業拡大のためのデータを取得し、戦略を立てています。
「どんな広告を、どのようなタイミングで出稿すればいいのか悩んでいる」
→ 競合企業が、いつどんな広告を出稿しているか調べることが可能。他社の出稿クリエイティブやタイミングを参考にし、広告のROI(費用対効果)を最大化することに役立てることができます。
「価格をコントロールしながらヒット商品を作ったり利益を最大化したりしたい」
→ 競合企業がどの商品を値下げしたのか、商品タイトルをどのように変更したのかを履歴データで把握することができます。他社の動きをチェックしながら、価格コントロール、検索対策などが行えます。
● メーカーや自社ECサイトの場合
「売上拡大を見込めるモールとジャンルが知りたい」
→ ECモールごとに各ジャンルの売上推移をグラフで可視化できます。自社製品が売れているジャンルを見つけ出すことで、モール内での販促強化などに役立てることができます。
「ネットで売れている他の商品の強みを知りたい」
→ メーカー別、製品別で売上推移を可視化。ネットで売れている競合製品を把握し、製品開発に生かすことができます。
「自社製品の売り込み先(新規)を開拓したい」
→ モールごとに自社製品のシェア(売上構成比)を把握することができます。競合製品に比べ、自社製品のシェアが低いショップを探し出し、ショップを支援、新規取引拡大を効率的にできるようになります。
「Nint ECommerce」ができること大公開
データドリブン経営という言葉が近年よく耳にするようになり、大きなキーワードになっていますが、大手モールの攻略にも、出店店舗、メーカーともにデータの把握、分析が重要ですよね。導入している企業はどのようなデータが見えているのか、知りたいです!
Nintのカスタマーサクセスマネジャー・平塚 雄大氏:「Nint ECommerce」の主な機能と把握できるデータなどを、画像を用いて説明していきますね。主な機能は、
● 業種分析
ジャンル別・ショップ別の推計売上・販売動向、調査できます。
● ショップ分析
特定ショップの売れ筋ラインナップ、ショップ単体の売上動向や売上構成比、価格・商品名変更履歴も確認できます。その他に競合ショップの「純広告」「検索広告」「メルマガ」「ポイント変更」の履歴を確認できます。
● 商品分析
特定商品の売上やトレンドが調査可能。商品比較することで最適価格がわかります。
ジャンル別の市場規模・トレンド、ショップ別の情勢がわかる「業種分析」
どんなデータが見られるのかワクワクしますね!
まずは「業種分析」から。
画像①は、ジャンル別の流通額推移のグラフです。たとえば、月次ベースで特定ジャンルの流通総額を確認することができます。同様に、特定ジャンルの主要ジャンルの流通額を同様に可視化できます。
画像②は、あるジャンルにおける主要ジャンルの割合を表示しています。このように特定ジャンルの主要ジャンルのモール内シェアを調べることができる機能です。
画像③は、特定ジャンルの主要ジャンルごとの流通額を確認できる機能です。画像ではインテリアジャンルの流通額を表示しています。
画像④は、ジャンルごとの流通額推移(金額とシェア)を確認できる機能です。
画像⑤は、特定ジャンルにおける売上ランキングです。ショップごとに売上ランキングを掲載、流通額、商品ランキング入り数などを確認できます。
特定ショップの売れ筋ラインナップ、ショップ全体の売上動向、価格・商品名変更も確認できる「ショップ分析」
平塚氏:次は「ショップ分析」の機能です。
画像⑥は、ベンチマークしたショップの月次売上指数を確認できる機能です。
画像⑦は、ベンチマークしたショップの日時売上指数を確認できる機能。画像⑥の機能と合わせて、ベンチマークした競合企業の売上推移を調査できるようにしています。
画像⑧は、ベンチマークしたショップの広告出稿状況を把握できる機能です。モール主催の広告企画への参画、ショップ広告、商品広告といった出稿状況を可視化。日別の売上指数やポイント変更数なども調査できます。
画像⑨は、画像⑧をショップごとに、さらに深掘り。商品単位の出稿状況を把握できる機能で、広告のタイトル、内容などを確認することができます。
画像⑩は、広告出稿状況を分析する機能で、調べたい商品が展開している広告などを確認することが可能。商品ごとのタイトル、価格、付与しているポイント、そして直近売上指数(7日、14日、30日)も可視化し、レビュー数や商品評価なども確認できます
画像⑪は、商品単位での価格変動、およびモール内でのランキング推移などを把握できる機能。日ごとで総合、ジャンルごとのランキング、広告の「有り」「無し」などを可視化できます。
特定商品の売り上げやトレンドを可視化する「商品分析」
平塚氏:「商品分析」機能を説明していきましょう。
画像⑫は、商品単位の分析機能です。ベンチマークした商品の売上指数の推移、モール内ランキングでの状況を可視化します。
す、すごいですね。ネッ担でも使いたい!読者さんにどんな商品が売れているのか、いまモール内で何がトレンドになっているのかお伝えできそうです。いま教えていただいた機能はごく一部ですが、EC企業、小売業、卸、メーカーなどはそれぞれの用途に合わして使用していくのですね。
はい、紹介した機能はごく一部です。「Nint ECommerce」は、「エンタープライズ版」「プロフェッショナル版」の2種があります。用途に応じて使っていただきたいので、詳しいことは以下からお問い合わせください。
メーカー、小売業者の事例に学ぶ「Nint ECommerce」で得られる効果
「Nint ECommerce」を使っている事例を教えてください。
それでは、小売業とメーカーの2事例を紹介します。
● 小売業さまでの活用事例
大手モール内で、海外ブランド製品を販売しているA社。取扱商品数を広げていく際、モール内のランキング調査などを実施していましたが、感覚的にしか売れ行きがわからないのと、時間もかかるという課題を抱えていました。そこで「Nint ECommerce」を導入。新たに取り扱う製品について、競合調査から、価格や売り上げ、レビュー数などを調べ、市場の状況を把握しました。従来は必ず行っていたテストマーケティングも停止。「Nint ECommerce」で得たデータからシェアを確実に獲得できる市場(ジャンルなど)に製品を投入、ヒット商品をいくつも生み出すことができました。売上高は前年比で25%増、利益率は4.5%もアップしました。
● メーカーさまでの活用事例
生活用品のメーカーB社では、EC経由での販売を強化していこうと卸先の開拓を考えていました。事前の市場調査では数百万円を投じてPOSのデータを調査、仮説を立てましたが、それがなかなかしっくりこない。EC市場のトレンドの変化などは激しいため、B社のメンバーは「POSのデータは棚の情報。ネット上の正確な状況をつかめない」という結論に至ったんです。そこで「Nint ECommerce」を導入。モール内でのトレンド、売れている店舗、売れている製品のジャンルシェアなどを把握できるようになりました。市場調査にかける時間の短縮に加え、さまざまな確度から得られる情報を他部署にも共有することで、製品開発などに生かせるようになったという事例があります。
いろいろな効果が出ているのですね。ちなみに、新型コロナウイルス感染症拡大で大手モールの流通総額が拡大。「Nint ECommerce」導入企業、導入検討企業の変化ってありますか?
今展開しているジャンルだけではなく、他のジャンルへの挑戦、いわゆる横展開を行っていくなど、トレンド変化がますます加速している世の中で「自社も変わっていかないといけない」という意識を持つようになった企業さんが増えたと感じています。「Nint ECommerce」導入企業さんで言えば、「EC売上をもっと伸ばしていきたい」と考え、ECへのデータ活用に関する投資が増えたケースもありますね。
コロナ禍で発生した利用増による流通総額の増加は外部の要因。さらにステップアップしていくためには、データ活用が重要になります。モールを攻めていくといった小売やEC企業さん、モール内での流通を増やしていきたいとお考えのメーカーさんには、ぜひ「Nint ECommerce」を使っていただきたいです。
今なら「Nint ECommerce」を無料で7日間、利用することができます。
本日はありがとうございました!