2023年の通販市場は15.6兆円、EC市場は13.8兆円に拡大する見込み
すべての商品カテゴリーで市場は拡大。特に伸びているのはリピート需要の定着でネットスーパーが好調な食品・生鮮品、実店舗とECを一体化させたOMOの取り組み強化が進むアパレルという
富士経済がまとめた「通販・e−コマースビジネスの実態と今後2023」によると、EC、ネットスーパーを含めた2022年の通販市場は前年比4.4%増の15兆1015億円だった。
通販形態別ではECが市場をけん引。2022年の通販市場はECが9割近くを占めており、EC市場規模は同5.1%増の13兆2780億円だった。ネットスーパー市場は同12.1%増の2770億円。
EC市場を受注形態別で見ると、スマートフォンが6兆9822億円で同10.3%増、PCが6兆2861億円で同0.1%増。
ECモール企業や流通大手による物流インフラへの積極投資、独自商品強化や品切れを防ぐためのシステム改修、配送頻度・枠数増加といったサービスの拡充が進み市場は引き続き拡大した。
2023年の通販市場は同3.8%増の15兆6820億円、EC市場は同4.5%増の13兆8692億円に拡大する見通し。
ネットスーパー市場は、流通大手を中心に物流インフラ整備への積極投資による配送網整備と自動化・省人化が進むと見られる。サービス展開エリアが広がることで、2023年の市場規模は3000億円を突破すると予想する。
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