年始に立てたネットショップの目標を“必ず”実現に導くことができる3つのポイント
年始に決意した目標が実現されずに年末を迎えてしまうといった経験はありませんか? 新年を迎え、気持ちも新たに目標を設定するネットショップの経営者・担当者は多いことでしょう。目標設定は大切ですが、あくまで重要なのはその目標を「実現する」ことは当然です。ネットショップの経営者・担当者が年始に立てた目標を、年末には必ず「実現する」ためのポイントを紹介します。
目標を達成するための鉄則は「目標設定」「指標作り」「スケジュール設定」
会社、個人として目標を立てたネットショップの経営者・担当者は多いはず。それを実現するための3つめのポイントを押さえれば、年末には目標が実現できているはずです。
- 目標を設定する
- 指標を作る
- スケジュールに落とす
この3つを押さえておきましょう。
①期間を設定する
目標を達成するための期間を設定しましょう。年始に目標を立てると、期間は「なんとなく今年中」と考えてしまう可能性って高いですよね?
この期間は短いほど良いです。たとえば、「ネットショップの月商は1000万円を達成する」という目標を立てた場合、「なんとなく今年中」であれば、“今は”なにもやらなくても構わないと考える人って多いんですよね。
「今年中の“ある時期”が来たら本気を出す」ではいけないのです。もし、「1月に月商1000万円を達成する」であれば、「今何をやらなければいけないのか」をより明確に考えるようになります。加えて、目標が現実的でなければ期間を変えることができます。つまり、目標に対しての実行プランは「(目標実現までの)期間が短いほど明確になっていく」ということなのです。
②指標をつくる
定量化することで、目標を到達するためのステップがより明確になっていきます。「ネットショップの月商1000万を達成する」という目標であれば、「3か月後に月商500万円、半年後に700万円、12か月後に1000万にチャレンジだ!」といった指標を作ることができます。そうしたら、「じゃあ、そのためにどうするか?」という定量的なステップを作っていけばいいのです。
一方、「お客さまに感謝されるネットショップを実現する」といった定性的な目標の場合、“感謝される”という箇所が不明確なので、どこかに定量的な要素を入れるのが良いでしょう。
定性的な目標は、主観的価値観に左右されます。「お客さまに感謝されるネットショップを実現する」という目標を作ったならば、ショップのレビューやお客さまからの感謝メールの数を指標化するなど、定量的な判断材料を作った方がいいでしょう。
③スケジュールに落とす
期間と指標の設定できたらスケジュールに落とし込みますが、これは日次まで細分化することをお勧めします。毎日、目標数字との“かい離“をチェックすることで、改善活動が最適化されていきます。大変ですが、これができれば強い力になるのは間違いありません。
ここで質問。日次まで数字を落とし込んで毎日これを続ける……「やりきる」ことを考えたとき、やはり目標の設定期間が1年間というのは長すぎる気がしてきますよね?
目標のスパンは、せいぜい3か月。施策とその成果をイメージし、まともに管理できるのは1か月でも十分です。まずは1か月、日次ベースで、指標の設定と実践施策をスケジューリングしてみて下さい。
おまけ:余計なものをはぶく
目標を確実に「実現する」上で最も重要なのはこれ。当社も日々の業務に関する数字と施策を管理するエクセルがありますが、数字として見る項目を従来の7項目から、いまは3項目に減らしました。
減らした4項目は毎日取得していたものの、その数字の改善施策を施すことよりも、もっと本筋の数字を徹底して改善していくことが重要だと思ったからです。私のECサイト運営の経験なども踏まえると、日々ウォッチする数字は3~5項目がベストでしょう。項目を絞れば、日々の運用・運営、そして改善の施策も本筋に注力することができるようになります。
目標を立てた人はこのポイントを押さえて見直しを。まだ立ててない人はこのポイントを押さえて目標を立ててみて下さい。数か月後にはがらっとネットショップが、また個人が変わっていることでしょう。
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