藤田遥 2023/10/13 8:30

カウシェはシェア買いアプリ「カウシェ」に、ゲーミフィケーションを導入した。アプリ内でデジタルの作物を育てて収穫すると、実際の商品に利用できるクーポンを発行する。

ECアプリ内のゲームを通じて「楽しい」という時間を提供、そこから商品との出会いを創出する買い物体験を実現する。

ゲーミフィケーションで、「楽しさ」を提供する

「カウシェ」は「楽しさ」を軸にユーザーが利用するECを掲げている。一般的なECでは「早く・安く・商品を効率的に届けること」に特化しているケースが多いが、「カウシェ」は「楽しいからつい毎日アプリを開き、そのなかで良い商品に出会い購入する」ことをめざしている。

こうした体験を強化する施策の1つとしてゲーミフィケーションを実装。他のユーザーとコミュニケーションなどを通じて「楽しい」時間を提供、「楽しいからこそつい開いてしまう」といったアプリ利用を狙う。

ECアプリへのゲーム機能実装、中国や韓国で流行

世界に目を向けると、韓国のショッピングアプリ「Alwayz」やネットスーパー「Kurly(カーリー)」、中国の「併多多(ピンドゥオドゥオ)」など、アジア諸国ではゲーム機能を取り入れたECアプリが流行、急成長している。

ゲーミフィケーションを実装したのは、アジア諸国のトレンドを取り入れ、「楽しいショッピング体験」を実現するためとしている。

カウシェ シェア買いアプリ カウシェファーム ゲーミフィケーション 韓国 Kurly
韓国のネットスーパー「Kurly」(画像は「Kurly」のサイトからキャプチャ)

日本の主要ECアプリにおけるゲーミフィケーションの実装は、おそらく初めての試みではないか。私たちがめざす「世界一楽しいショッピング体験」を実現するため、いち早く世界のトレンドを取り入れた。(カウシェ)

また、カウシェの代表取締役 門奈剣平氏の両親が日本人と中国人であることから、アジアのトレンドに強いこともあげた。

実装したゲーミフィケーションとは

ゲーム機能の名称は「カウシェファーム」。「カウシェ」利用ユーザーがコーヒー、たまねぎ、ナッツ、ミニトマト、お茶、お米などのなかから好きな作物を選択し、名前をつける。日々、アプリ上で水やりをして育てることで、作物の形態も進化していく。収穫時期になると、育てた作物に関連した商品の100%オフクーポンを発行し、選択した商品が自宅に届く仕組みだ(別途、送料などの費用がかかる場合もあり)。

カウシェ シェア買いアプリ カウシェファーム デジタルの農園で選んだ作物を育てる
コーヒー、たまねぎ、ナッツ、ミニトマト、お茶、お米など好きな作物を選び、名前を付けて育てることができる
カウシェ シェア買いアプリ カウシェファーム デジタルの農園で選んだ作物を育ててクーポンを獲得
デジタル上で育てた作物を収穫すると、本物の作物と交換できる100%オフクーポンが発行され、商品が自宅に届く

「カウシェファーム」に友達を招待することで、作物の成長速度を速める効果を持つアイテムを獲得できるなどの機能も実装している。

シェア買いアプリ「カウシェ」とは

友人や家族、SNS上のユーザーと一緒に商品を購入することで、商品をお得に購入できるアプリ。商品を「カウシェ」に出品している事業者にとっては、ユーザーがSNSなどで自発的に投稿することで、商品情報の拡散が期待できるという。

「カウシェ」の流れ(画像は「カウシェ」のサイトからキャプチャ)
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